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豊島区は、WHO協働センターが推進する、安全・安心まちづくりに関する世界認証制度「セーフコミュニティ」に取り組んでいます。その事前審査が、6月10・11日の2日間に渡り行なわれました。事前審査は、豊島区の取り組み状況をセーフコミュニティ認証センターから派遣された審査員が視察し、申請に向けての改善点などを指摘・指導を行なうものです。重点テーマごとに設置した対策委員会から、6か月間の活動報告を受けるとともに、地域団体の取り組みなどの視察も行なわれました。この事前審査を踏まえ、11月には認証申請書を提出し、1月の本審査を経て、平成24年度には、東京初となる認証取得を目指します。�問セーフコミュニティ推進室�3981‐1782●高齢者の安全優先的な予防対象…転倒・虐待によるけが電気ポットを利用した、おたすけクラブの見守り活動を視察しました。●障害者の安全優先的な予防対象…視覚障害者の外出時におけるけが区民ひろば上池袋の視察では、音声による道案内の実演を見学しました。●子どものけが・事故予防優先的な予防対象…乳幼児の家庭でのけが・事故、子ども施設でのけが・事故日本初の子ども事故予防センター(キッズ・セーフ)を視察しました。●児童虐待の防止優先的な予防対象…虐待によるけが豊島区では、児童の権利条約の批准を踏まえ、2006年4月に「子どもの権利に関する条例」を制定しました。●学校の安全優先的な予防対象…学校内でのけが、登下校時などのけが・交通事故朋有小学校はセーフスクール認証を目指しています。●自殺・うつ病の予防優先的な予防対象…自殺ハイリスク者、労働者のうつ病豊島区では、15歳~44歳の死因の1位は「自殺」となっています。●自転車利用の安全優先的な予防対象…自転車による子ども・高齢者のけが区民ひろば上池袋での説明の後、安全・安心に関するパネル展示などを見学しました。●繁華街の安全優先的な予防対象…犯罪被害による死傷、災害時の駅周辺混乱による死傷池袋駅西口駅前環境浄化パトロールに参加しました。●地震災害の防止優先的な予防対象…建物・塀等倒壊や家具転倒等による死傷、高齢者等の逃げ遅れによる死傷サンシャイン60展望室で、まち全体を見ながら説明しました。●地域区民ひろば区民ひろば池袋本町・上池袋を視察しました。地域区民ひろばでは、AEDの設置や安全・安心マップの掲示など、セーフコミュニティのステーションとして、機能強化を進めています。「高齢者の安全」をはじめ、全体を通して、豊島区は、けが・事故に関するデータをしっかりと調査・収集し、科学的な原因分析を行なっていた点は、非常に優れていると感じました。ただし、まだいくつかの課題は残っています。今後は、それぞれの予防活動について、目的、目標、課題、評価基準などの関係を再確認して、改善していってください。セーフコミュニティには、行政のリーダーシップと地域住民の活動、両方が必要です。「地域区民ひろば」を、セーフコミュニティと関連づけていくことは、大都市のモデルとなる、特徴的で素晴らしい取り組みだと思います。いま世界が注目する「地震災害の防止」、地域と警察が力を合わせている「繁華街の安全」や「自転車利用の安全」、計画段階から障害者が主体的に係わる「障害者の安全」、そして、日本初の「子ども事故予防センター」、さらに、様々な角度から早期発見に努力されている「児童虐待」や「自殺」など、豊島区が区民の安全・安心のために、力を合わせて取り組まれていることがよく理解できました。私たちは、豊島区がセーフコミュニティのメンバーとなることを心から楽しみにしています。平成23年(2011年)7/5みんなで「節電」「電力削減アクションプログラム」実施中!No.1503審査の項目認証審査員審査委員講評(要旨)ワン・シュウメイ王書梅氏セーフコミュニティ認証センター(韓国)公認コーディネーター・審査員イ・チョンア李貞我氏セーフコミュニティ認証センター(韓国)公認コーディネーター・審査員対策委員会の活動報告今後、広報としま・テレビ広報で、各対策委員会の安全・安心に関する活動を紹介していきます。チョウ・ジュンピル趙��氏コミュニティセーフティプロモーションセンターセンター長地域の絆に支えられた安全・安心を目指してWHOアジア認証センターによる事前審査が実施されました講評を受けて決意を語る高野区長●「広報としま」は、新聞折り込みで配布しています。そのほか区民事務所などの区施設、区内の駅、公衆浴場、ファミリーマート(区内全店)などに置いてあるほか、希望する区民の方に配達しています。

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