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平成24(2012)年8月15日広 報特集号8子ども家庭部 子ども課 ☎3981-21877月21日(土)に中央大会『区民のつどい』を開催しました。豊島区制施行80周年記念事業第62回“社会を明るくする運動”中央大会「区民のつどい」 次第作文コンテスト表彰式作文コンテスト推進委員長賞・常任委員長賞作品発表映画「大地の詩─留岡幸助物語─」の上映第1部 セレモニー第2部 映画上映 区では、“社会を明るくする運動”の趣旨を広くPRするために、毎年強調月間の7月に中央大会『区民のつどい』を開催しています。第62回を迎える今年は、“不良少年更生の父”と呼ばれた留岡幸助の一生を追う映画が上映され、更生保護はもちろんのこと家庭の重要性を考える機会となりました。 今年度も『いのち』を題材として、作文コンテストを実施し、区内小中学校のみなさんから1415点ものご応募をいただきました。その中から優秀作品として小中学校各10作品の表彰を行い、上位各2作品については作品を発表してもらいました。 今年度は、身近な出来事をテーマにした作品が多くみられました。家族の死や地域の人々との関わりなど、それぞれの体験から「いのち」の大切さについて考えていたようでした。それぞれの体験や意見を堂々と発表する姿は、会場の人々の心をつかみ、改めていのちの大切さを考えるひとときとなりました。 映画「大地の詩̶留岡幸助物語̶」は、留岡幸助という人物の一生を題材とした作品です。この作品は昨年2011年に公開され、更生保護という面だけでなく子どもにとっての家庭の大切さが表現されています。また、留岡氏は北巣鴨に「家庭学校」を作り、愛を持って非行少年の教育にあたりました。上映中は会場全体が映画に引き込まれ、観客の方々からは「感動した」、「家庭の大切さを思い知った」、「より多くの人に見てもらいたい」という感想が寄せられました。留岡氏のような子どもの健全育成を担う人々の存在や、その大切さ、そして“社会を明るくする運動”の趣旨を知ってもらうきっかけとなりました。 当日は雨模様だったのにもかかわらずたくさんの方々においでいただき、盛況の中で中央大会「区民のつどい」を終えることができました。 岡山県高梁市に生まれ、幼くして商家の養子になった幸助は、ある日、金持ちの武士の子に殴られるが、相手を打ち負かしてしまう。そのことで実家は得意先を失い、父から折檻を受け、学校を退学させられたあげく商人になることを強いられた幸助は、幼くして不平等な身分社会に憤りを感じる。 青年になると幸助はキリスト教へ入信し同志社英学校(神学科)へ入学する。 卒業後、教会の牧師となって、多くの人に信頼されていた幸助だったが、明治24年、妻子を連れて北海道・空知にある監獄の教誨師に就任する。 その頃、空知の監獄では、囚人たちが強制労働などの過酷な刑罰を受けており、幸助は、そのあまりにも酷い仕打ちに義憤を感じ、監獄改良を叫ぶ。 中央大会のほかに、地区大会として区内12の地区でさまざまなイベントを実施し、“社会を明るくする運動”のPRに取り組んでいます。24年度の各地区の代表的な取り組みをご紹介します。囚徒の過去を調査し、犯罪の芽は幼少期に発することを知り、幼い頃の家庭教育の大切さに気づく。幸助は教誨師を辞めると、米国に渡り欧米の監獄事情を学ぶ。そして帰国後、少年感化を実現すべく、北巣鴨の一角に『家庭学校』を作り、広く感化を要する子弟を教育、少年感化事業の先駆者となる。 後に巣鴨の地が都会的になると、ルソーの著書「エミール」に書かれた『子供を育てるには大自然の中が一番』という説に感銘を受け、北海道・遠軽の地に家庭学校を作る。 その教育は、21 世紀となった今もなお受け継がれ、その土地は留岡という地名になって現在に至っている。あらすじこんなPR活動が行われています第1部第2部豊島区制施行80周年記念事業第62回 “社会を明るくする運動”中央大会 「区民のつどい」第1地区 夏休み子ども広場 第7地区 鼓笛隊パレード第2地区 七夕お楽しみ集会 第8地区 ハチハチ祭り(七夕飾りと縁日)第3地区 ミニ縁日と花火大会 第9地区 全校清掃第4地区 和菓子を作ってみよう 第10地区 夏の縁日と音楽会第5地区 山手線一周歩け歩け大会 第11地区 地域清掃とサマーコンサート第6地区 七夕まつり 第12地区 ミニ縁日・コンサート©現代ぷろだくしょん

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