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問申HPEMFAX保3問い合わせ先 申込み先 ホームページ Eメール ファクス  フリーダイヤル 保育あり ※費用の記載がない事業は無料です問申HPEMFAX保知っておきたい国民年金 区では8か所の「高齢者総合相談センター」で様々な相談を受け、専門家と協力しながら高齢者とその家族をサポートしています。高齢社会をともに生きるために、私たちは何をすればよいのか、豊島区の地域ケア会議にも携わる石山麗子さんに伺いました。 国民年金は、保険料を出し合ってお互いを支え合う制度です。加入していれば、やがて訪れる老後の生活や、万一の病気・けがなどで障害が残ったときなどにも強い味方となります。①20歳になったとき(第2号・第3号加入中の方を除く)②会社を退職したとき(20歳以上60歳未満の方)③配偶者の扶養を外れたとき④出国・帰国したとき国民年金グループ●加入/免除申請などについて…☎3981-1954●受給について…☎3981-1952池袋年金事務所●年金の記録/支払状況/年金全般…☎3988-6011■問石山麗子さん国民年金の給付の種類国民年金制度こんなときは、忘れずに手続きをこんな制度もあります保険料の納付が困難なときは●老齢基礎年金  ●障害基礎年金  ●遺族基礎年金●寡婦年金    ●死亡一時金 未納のままにしていると、老齢基礎年金が低額になったり、受給できなくなるだけでなく、もしものときの年金(障害、遺族基礎年金)も受けられない場合があります。納付が困難な方のために、各種免除制度があります(要申請。前年所得に基づく審査あり)。2年1か月前までさかのぼって申請できますので、早めに相談してください。国民年金保険料詐欺にご注意ください区職員と偽って自宅を訪問し、現金をだまし取る詐欺事件が発生しています。区職員は年金保険料の徴収はしていません。!マイナンバー(個人番号)制度について平成28年1月からマイナンバーの利用が始まりますが、年金については当面の間、利用は見送られています。!一人ひとりの生き方から介護を考えていきましょう 国内に住む20歳以上60歳未満のすべての方が被保険者となり、高齢期になれば加入期間に応じて基礎年金を受け取れます。これに加え、会社員や公務員は厚生年金に加入し、基礎年金の上乗せとして過去の報酬と加入期間に応じて報酬比例年金を受け取ることになります。 5種類の給付があります。給付を受けるためには手続きが必要です。給付の種類により、受給できる条件が異なります。 内容によっては年金事務所や共済組合が手続き窓口となります。 60歳以上で、老齢基礎年金の受給資格がない方や、年金額を満額に近づけたい方は、65歳(条件により70歳)になるまで国民年金に任意加入できます。保険料は原則口座振替となります。◇老齢基礎年金の受給資格…「国民年金保険料を納めた期間および免除を受けた期間」「厚生年金・共済年金の加入期間」「国民年金第3号被保険者期間」などを合計して25年以上が必要です。● 60歳以降の任意加入制度● 在外任意加入制度 日本国籍で外国に住んでいる20歳以上65歳未満の方も、国民年金に任意加入できます。詳しくは問い合わせてください。ららら一般社団法人 日本介護支援専門員協会 常任理事医療福祉学博士 ケアマネジャー ―地域では、どのように高齢者とその家族をサポートしていけばよいのでしょうか。●なんでも専門家に相談していただきたいのですが、私たちはケアプランに定められたことにしか関われません。そこで地域の皆さんの協力が必要になります。ごみ出し一つとっても、できることはあります。膝が痛い方や、軽度の認知症で曜日を間違えてしまう人に「今日はごみの日よ、持っていきましょうか」と声をかけるだけで本当に助かるんです。幸い豊島区内には、大学や専門学校、大きな企業もあって、日中は若い方が大勢過ごしています。皆さんが1日5分でも10分でも、ボランティアとして手伝っていただけたらなと思います。―住まう人だけでなく、地域に関わるすべての人が見守りに参加するということなのですね。●2005年から日本の人口はマイナスに転じました。右肩上がりの時代は終わり、転換期にきています。行政の仕事を待つのではなく、自分たちに何ができるかを全員で考えていかないと、一部の人にしわ寄せが行きパンクしてしまいます。日ごろ感じていることをどんどん発信して、自分たちで暮らしやすいまちをつくっていく必要があると思います。―家庭では、仕事と介護の両立も大きな問題です。●ぜひ辞めないでいただきたい。離職することで周囲から孤立し、経済的にも息詰まるケースは多いのです。介護しながら仕事を続けるのがつらい、これ以上は休暇がとれず付き添いが難しいといったことなど、愚痴だなどと遠慮せずケアマネジャーに話してください。一緒に両立する道を考えていきましょう。―家族、そして自分の生き方が問われますね。●介護とは、それまでの自分の生き方や人間関係が、ぱかっとふたを開けて出てくる瞬間なんです。一人ひとりが自分の人生を真剣に考え、年をとっていく姿をイメージすることが大切です。難しい選択をしなければならない時もありますが、いざとなったら自分がどうありたいのか、言葉で伝えておくといいですね。そうすれば子どもや孫も考える手がかりとなるでしょう。今後は少子化も進み厳しい時代になることが予想されますが、そうした現実に向かい合うのは、私たちの子どもや孫たちです。そのためにも幼い時から命の大切さや家庭や地域で助け合う大切さを伝え、つながりを持てる社会をつくっていきたいですね。

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