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 子母神堂は、 花園中会長堀口 吉三郎 さん 雑司ヶ谷 子母神堂は昭和35年に東京都有形文化財の指定を受けました。それから56年後の今年5月、文化庁文化審議会の答申を経て国の重要文化財に指定されました。 子母神堂の境内は子どもたちの遊び場であり、さまざまな思い出のある場所です。 重要文化財と聞くと敷居が高いと感じますが、地域との結びつきが変わらぬよう願います。妙見講講元渡辺晃一 さん 国の重要文化財指定は開堂350年と併せて二重の喜びです。  子母神堂はご尊像が室町時代に掘り出され、天正6年(1578年)当地に村の人々が堂宇を建立しました。昭和51~54年の解体復元の昭和大修理の折には妙見堂も修復され、昭和55年11月妙見講が発足しました。 子母神様を信仰し奉仕する精神が日常生活に息づくこの文化を、引き継ぎ後世に伝えてゆかなければなりません。これからも多くの方がご参拝に来られますよう、願っております。御会式連合会会長川井 誠 さん このたび、 子母神堂が重要文化財に指定されましたこと、誠に喜ばしく思っています。 350年の長きにわたり雑司が谷に鎮座し庶民に愛されてきた 子母神堂は、地元の私たちには大変身近な存在で、御会式練供養にとってはそのクライマックスを飾る晴れの舞台でもあります。 今後もその存在を誇らしく思うとともに大切に守っていきたいと考えています。武芳稲荷講講元児玉 章 さん 先般の雑司が谷地区の未来遺産に続き今回、 子母神堂が重要文化財の指定を受けたことは、雑司が谷に生まれ 子母神堂の境内で遊び育った私にとっては何よりの喜びです。 昭和の大修理の折に建物の内部を見る機会があり、改めて全体のみならず、彫刻などの素晴らしさに感動しました。多くの方に知ってほしい地元の宝です。豊島区長 高野之夫 私たち日本人が大切にしてきた四季折々の営みを今に伝える雑司ヶ谷 子母神堂は、地域の皆さんの「心」のよりどころであり、地域の宝であり、そして区の誇りです。今回の国重要文化財指定は、建物としての歴史的な価値はもとより、お堂を中心に息づく、地域の文化を大切にする「心」が評価されたものと受け止めています。変わりゆく時代の中で、変わらぬ価値を、雑司が谷地域が守り続けてきた歴史と文化の遺産を、次の世代に大切に受け継いでいきたいと思います。撮影 草信純雅4広報としま特集版 平成28年(2016年) 8月号 No.1700豊島区役所 〒171-8422 豊島区南池袋2-45-1  ホームページ http://www.city.toshima.lg.jp/

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