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トキワ荘は昭和27(1952)年12月、豊島区椎名町五丁目(現・南長崎三丁目)に棟上げされた木造二階建てのアパートです。翌年手塚治虫が入居したのをきっかけに、寺田ヒロオ、藤子・F・不二雄、藤子不二雄○Aなど、のちのマンガ界をけん引する数多くの巨匠たちが青春時代をトキワ荘で過ごし、互いに切磋琢磨しながら、「マンガ」という新たな表現文化を切り拓いていきました。昭和57(1982)年に惜しまれつつも老朽化のため取り壊しとなったトキワ荘ですが、トキワ荘で過ごした日々を糧に生まれた作品は、今も多くのファンを魅了し続けています。トキワ荘二階見取図昭和28~33(1953~1958)年頃著名なマンガ家が青春時代を過ごした聖地・トキワ荘トキワ荘のあったまち南長崎に、トキワ荘を再現した「(仮称)マンガの聖地としまミュージアム」の整備を進めています。南長崎花咲公園内に、平成32(2020)年3月オープンを目指しています。★★★…撮影:向さすけ二階廊下★共同炊事場▲時として風呂にもなったとか★玄関▲住人用の下駄箱がここにあったそう▲大家さんや編集者、弟子入りを志願する者など、様々な人が訪れていたこの見取図は、鈴木伸一が描いたもので、のちに水野英子が加筆したもの。監修:鈴木伸一/水野英子/よこたとくお

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