20190801_1841
2/8

広報としま特集版 令和元年(2019年) 8月号 No.1841豊島区役所 〒171-8422 豊島区南池袋2-45-1  ホームページ http://www.city.toshima.lg.jp/2旧江戸川乱歩邸と当企画展を解説付きで案内します。各回30分程度。●1回目  乱歩邸…午前11時から、企画展…午後0時30分から●2回目 乱歩邸…午後2時から、企画展…午後3時30分から◇解説を聞きながら見学します※両方の見学会に参加した方には記念品あり。郷土資料館企画展示室にて配布。■申当日直接各施設へ■問文化デザイン課ミュージアム開設準備学芸グループ ☎3980-3177(月曜・祝日・第3日曜日を除く午前8時30分~午後5時15分)江戸川乱歩「あとがき」草稿『江戸川乱歩全集10』桃源社、昭和37(1962)年豊島区蔵御菓子司三原堂(西池袋1-20-4) 代表取締役/齋藤 嘉一郎さん 乱歩先生をお見かけしたのは私が小学生だった頃のことです。夏ですと浴衣に下駄履きという楽な格好をされて、お店にお越しいただいていたと思います。乱歩先生のお宅に来られるお客さんのお土産用に、饅頭やもなかなどの菓子折りを購入されていました。先生ご本人が「お土産」と熨斗にサラサラと書いていたのを、私はよく覗き込んでいました。 江戸川乱歩は土蔵のなかでドクロやろうそくを置いて小説を書いているんだ、なんてことを子ども同士で噂しあっていて、名前は存じ上げていました。でも、中学生の時に番頭さんに聞いて初めて知るまでは、姿をお見かけしてもその方が乱歩先生だとは分かりませんでした。 乱歩先生がお店に来られていた当時、池袋のまちは駅前にヤミ市があったためガチャガチャした雰囲気でしたが、人はどこかのんびりとしていたように感じています。ちょうど乱歩先生の自宅付近は立教大学の運動場や馬場が広がっていて、子どもたちにとっては格好の遊び場でしたね。夜になるとしんと静まるのですが、そのような雰囲気は今でも変わらないものがあると思います。池袋に居を構えた江戸川乱歩は、豊島区民としてどのように生活をしていたのでしょうか?当時の乱歩を知る、齋藤 嘉一郎さんにお話を伺いました。8月3日㈯〜9月14日㈯午前9時〜午後4時30分休館日…毎週月曜日・8月11・12・18日としま産業振興プラザ(IKE・Biz)7階豊島区立郷土資料館企画展示室8月23日㈮、9月11日㈬ 旧江戸川乱歩邸(西池袋3-34-1)、郷土資料館乱歩が住んでいた邸宅と、書庫として使っていた土蔵が見学できます。▲三原堂のお菓子は江戸川乱歩も著作のなかで勧めるほどお気に入りだったそうです。池袋駅東口の「ヤミ市」を精巧に再現したジオラマを豊島区立郷土資料館で展示しています。乱歩をはじめ、大下宇陀児、飛鳥高、泡坂妻夫など池袋・雑司が谷界隈に集ったミステリ作家のエッセイや作品には、まちはどのように語られているのでしょうか。昭和初期から現代にかけてのまちの変遷とその風景を探ります。おおした う だ る あわさかつま おあすかたかし写真提供…立教大学江戸川乱歩記念大衆文化研究センター▲原稿や愛用品など貴重な資料約120点を展示します。[企画展関連イベント]見学会のし

元のページ  ../index.html#2

このブックを見る