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広報としま特集版 令和元年(2019年)12月号 No.1857豊島区役所 〒171-8422 豊島区南池袋2-45-1  ホームページ http://www.city.toshima.lg.jp/2マークのデザインは支援や配慮が必要であることを表しています。外見からは分からない障害のある方などが支援を得やすくすることがねらいとなっています。緊急時の連絡先、障害の名称、配慮してほしいことなどサポートに必要な情報が書いてあります。このカードを持っている人を見かけたら、配慮や手助けをお願いします。困っている人を見かけたら、まずは耳を傾けてみる。そんな小さな親切を積み重ねることができれば、まちで暮らす誰もが日々の生活を楽しめるはず。自分のまちで過ごす時間を楽しむことは障害の有無に関係なく、誰もが願うことです。障害があっても、経済や文化などの担い手として活躍できる世のなかの実現に向けて自分は何ができるか?をこの機会に考えてみませんか。安心して働き続けられるということ「障害者が働く」ということを取材するため、株式会社フルヤ金属で勤務する宮國 花さんと彼女のことを様々な立場から支えている方たちに協力していただきました。  ■問障害福祉課施設・就労支援グループ ☎3985-8330会社にお邪魔したとき、宮國さんは資料を綴る作業に取り組んでいました。入社当時は難しかったそうですが、経験を積むなかでできる作業が増えたそうです。障害があるため、過去には寂しい経験をしたこともあった宮國さん。それでも人や社会に対して臆することなく、積極的に「外に出たい!」という気持ちが、やがて「就職する」の一言につながりました。人との関わりが自分を新しいステージへ仕事で分からないことがあっても助けてくれるし、「頑張ろうね」と言ってもらえると大きな励みになります。また、上司は他の同僚と同じように私と接してくれることがとてもうれしいです。私はいまの仕事が大好きなので、目標は今後も仕事を続けていくこと。そして、頂いたお給料で好きな音楽CDや素敵なデザインのメガネを買ったり、LIVEにも行ってみたりしたいです!●宮國 花さん彼女(娘の花さん)が特別支援学校を卒業した後の、希望する進路が「就職すること」であると聞かされた時は不安が大きかったです。彼女には重い障害があるので、社会がそれを受け入れられるのか分かりませんでした。彼女のこれまでを振り返ると、友だちや仲間からの支えがとても大きかったと思います。障害があると外に出ることに対する躊躇いがあるかもしれません。でも、積極的に外に出て人と交流するべきだと考えています。色々な経験を積むことで、毎日の生活が豊かになるのは誰だって一緒ですから。●宮國和子さん▲夕飯のおかず用にコロッケを購入。自宅から会社までの間に馴染みのお店がいくつかあるそう。自分のまちで過ごす時間を楽しむヘルプマーク毎年12月3~9日は障害者週間ですヘルプカードためらつづ

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