20201115_gougai
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★★★★★★★★社会を明るくするために、私達一人一人が出来る事とは、何でしょうか。私は、この事について、昨年、とても良い経験をしました。突然ですが、皆さんは、学校に漫画を持って来ても良いと思いますか?ある日、クラスの一人が、学校に漫画を持って来ました。数日すると、漫画を持ってくる子は、1人から2人、5人、6人、と増えてきました。楽しいストーリーの漫画を持って来る人、怖いイラストが描かれた表紙の漫画を持って来る人等、色々で、中には、その怖い表紙を見るのがいやで、その漫画が置かれている机の前を通りたくない、という人もいました。そして、漫画を持って来る人数がさらに増えて来た時に、先生は、「みんなで話し合いをしよう。」と、クラスのみんなに呼びかけました。漫画を持って来たいという意見・持って来てはダメ、と言う意見が出ましたが、その中に、「休み時間の間だけ読む、授業が始まったら読まない、という約束を守る事が出来るのなら、漫画を持って来てもいいのではないか。」という意見が出て、みんなも「そうだね。」と言い合い、「みんなでこの決まりを守れるのなら、持って来ても良い事にしよう。」というルールが、決まりました。しかし、1週間たつと、次第に、ルールを守れない人達が現れ始めました。漫画を読む事が楽し過ぎて、授業中にも読んだり、休み時間が終わる時には漫画をしまう約束だったのに、出したままにしておいたため、他のクラスの人も、漫画を持って来ている事に気が付き始めました。本当にこれで良かったのかな、と、みんなは、決めた事と、実際のみんなの行動が少しずつ違ってきている事、そして、漫画を持って来る事に、違和感を覚え始めました。私達は、もう一度、話し合いました。この時には、クラス全員が、漫画を学校に持って来ると、授業中にも読みたくなるし、他のクラスの人にも気まずい、と感じていました。「やっぱり漫画を学校に持ってくるのはやめよう。」私達は、みんなで最後にそうルールを決めて、次の日から、私達のクラスは、誰も漫画を持って来なくなりました。クラスは、それぞれ個性を持った人々の集まりであり、様々な考えを持った人がいます。その中で、今の私達に最も良いと思えるルールを考え、みんなで実行することの難しさと、最後の結論にたどり着けた時の、ほっと、心がやわらかくなる感覚を知りました。私がもう一つ経験したのは、体育の球技の授業でした。偶然にも、強いチームと弱いチームに分かれてしまいました。私がいたチームには、球技を習っている子が多くいたため、どの試合でも勝利する事が出来ましたが、弱いチームは、運動が得意な子が少なくて、と中で泣いてしまう子まで出てしまいました。私は強いチームにいたけれど、球技が苦手だったので、試合中は得点に結びつく行動は何も出来ず、試合に勝っても、なぜか嬉しくありませんでした。負けてしまった弱いチームの人達は、同じ時に、どんな気持ちだったでしょう。授業が終わってから、負けてしまったチームの一人が、「明日も試合があるから、自分達でルールを作って、楽しく戦おうよ。」とチームメイトに呼びかけ始めました。「点を取れたら笑顔でハイタッチ!点を取れなくても笑顔。いつでも声をかけ合おう!」そんな風に、チームの中で励まし合うルールを作っていました。次の日の試合で、彼らはやっぱり負けてしまっていたけれど、ずっと笑顔で、自分達のやれる事をあきらめずにがんばってやり切りハイタッチをしていました。自然災害や感染症など、私達には、これからも「こんな時にはどうしたらいいのだろう。」と、とまどい、不安に思う事がたくさん起こるのだと思います。社会は、個性や考え方の違う人々の集まりであり、自分にとって心地良い環境や方法でも、自分ではない誰かにとっては、違う場合があるのだという事を忘れてはいけません。一人とは、ひとりぼっちという意味ではなく、「社会の人々の内の一人」であり、「世界中の人々の内の一人」なのです。私達は、毎日、どんな小さな出来事からも、失敗や成功、次へ活かせる事を多く学んでいます。一人一人の経験、学び、思いやりを集めて、時には立ち止まって考えながら、みんなで、ほっと心地良く過ごせる環境を作る事が、社会を明るくする事につながるのだと思います。 東京オリンピックパラリンピック一年。年が明け、2月の終わりになったと染拡大防止のため学校が突然休校に 5年生のまとめも終わっていないの私たちが自宅学習をしているうちに、練習を重ねたリコーダー演奏で入場在校生とでお別れの掛け合いをするただ家にいた。 新学期を迎えた。4月になればと我け、迎えた待望の新学期だ。 ところが感染拡大は止まず、国から高学年としての自覚を持ち、新入生をも出席できず、知らないところで入学 始業式では先生と友達と一瞬だけち合い、翌日からまた休みになった。予日か登校日があり、給食が食べられる中止になった。献立表だけが残った。いてあった。 人類にとって世界規模で大変なこしたが、正直そのとき一番気になった 昨年の夏、移動教室で立科へ行ったについて調べた。牛の種類、食べ物、されるまでなどを調べ、牛を身近に感できたと思う。 立科にはたくさんの牛がいた。草をシャムシャと食べた。大きな黒い目で草を食べていた。とてもかわいかった 乳牛は草を食べ、子牛を産み、約3すためにまた子牛を産み、乳を出す。年を精一杯生きている感じがした。 そのとき教えてもらったのが、乳牛なるということだった。肥料や革製品が、乳牛としての一生を全うしてお肉おいしく食べ、それをエネルギーにし牛の命を大切にいただいたことになる また、乳を搾り続けられずに病気に「社会を明るくするために」推進委員長賞常任委員長賞みなさんにとって命とは何でいもの。一つしかないもの。一くてはならないもの。色んな考そんな尊い命が簡単に奪われたくさんあると思います。世界うに何も不自由がなく暮らしてにとって当たり前なことがそう人がたくさんいます。例えば、清に良くない汚い水を飲んでいる子供が十分な環境で育つことが亡くなってしまうことがあります問題の他、日本ではいじめやSよって自ら命を絶つ人がいますレスラーの木村花さんがSNSで自ら命を絶ってしまったという出私はこの話を聞いて見知らぬで人を傷つけ死にまで追い詰葉は一歩間違えてしまえば凶器と改めて考えさせられた気がしられていないから、名前を知らいってSNSで誹謗中傷をするこ思います。普段なら相手に面と葉をSNSを利用して知らない相温かい言葉でお互いを励ましりするために利用するのがSNS思います。みんながもう一度SNて、正しく利用することができれをする場所ではなく、色んな意支え合うことができる場所になることだってできると思うし、助常任委員長賞なぜ、世の中から犯罪が無くならないのだろうか。新型コロナウイルスによって世界中がこれほど混乱している今この時でさえ、事件は絶えることなく起こり、報道されている。コロナ関連のニュース一色の毎日でただでさえ気が滅入るのに、その上詐欺や窃盗が増えていると聞くとさらに落ち込んでしまう。これは私だけではないと思う。世の中はこれまでになく暗くなっているのではないだろうか。こんな状況の中で少しでも世の中が明るくなるにはどうすればいいのだろうか。ウイルスは目に見えない菌との戦いで、一人一人が感染しないように手洗いうがいをしたり、人との距離を保ったりと個人の心がけが大切だ。一方で、犯罪は人が起こすことだから、個人の心がけだけでなく周りから対策をすることで犯罪を少なくすることが出来るのではないだろうか。自分なりに犯罪を少なくする方法をいくつか考えてみた。1つ目は犯罪に対して罰をさらに重くするというものだ。こうすれば気軽に窃盗などに手を出さなくなるのではないだろうか。一方で、これが行き過ぎてしまうと、私たち国民の自由もなくなるのでこれは難しいのかもしれない。2つ目は「教育」の力で、私たち若い世代に犯罪はいけないことだということを何回も繰り返し丁寧に教えることだ。学校でも道徳や特別授業などで学ぶ機会はあるがまだまだ少ないように思う。小さい頃から繰り返し学ぶことで犯罪は減っていくのではないだろうか。3つ目は「地域の目」を強くすることだ。私の住んでいる町会では2、3カ月に一度、防災訓練を実施している。その時に近所の人の顔や名前を覚えたり仲良くなったりすることが出来る。また自分から積極的に「こんにちは」「こんばんは」などの挨拶を近所の人にすることで「地域の一員」としてお互いに「見られている」「守られている」という意識が生まれてくるのではないだろうか。また、私が入部している吹奏楽部では毎年8月に『社会を明るくする運動』としてコンサートを開催している。最初参加すると聞いた時にはなぜこれで社会が明るくなるのかよく分からなかった。しかしコンサート当日に多くの地域の人が来てくれて、毎年楽しみにしてくれているということで大いに盛り上がった。この会場の熱気と明るく優しい雰囲気に包まれて、地域の力とはとても大切なのだなと実感した。そして、今最も大事なのは「正しい情報を発信する」「正しく情報を受け取る」ことではないだろうか。最初に書いた通り、最近は窃盗やコロナウイルスに便乗した詐欺が増えているようだ。こうした非常事態の時でも犯罪を犯してしまう人がいると知り悲しくなる。だから、こうした犯罪を減らすために「正しい情報の発信」をして特に高齢者が詐欺に合わないようにしていくべきだと思う。区から詐欺や窃盗の注意メールが毎日来てはいるが、携帯を持たない高齢者も多いので、テレビやラジオはもちろん掲示板や回覧板など出来る限り情報を発信していくべきだと思う。今はコロナ一色の毎日で私も自粛で一日中家で過ごしている。日本は外国の様にロックダウンはせずに「自粛要請」で強制ではない。だがしかし、日本人はほとんどの人が自粛を守っている。都知事が3日に一度の買い物を呼びかけただけで、買い物客が目に見えて減ったとテレビで見た。これは先に書いた日本の「教育」の効果の表れだと思う。買い物に限らず、一人一人が心がけることを多くの人が行うことで、こうして大きな力になる。これはコロナウイルスだけでなく社会から犯罪を減らすことにも通じる大事なことなのではないだろうか。こうして「正しい情報を発信」し、「正しい情報を得て」、日頃からの「教育」を丁寧に行い、「地域」が一丸となって立ち向かえば世の中を明るく変えていけるのではないか。「社会を明るくするために」推進委員長賞中学生の部中学生の部小学生の部小学生の部1,660作品289作品作文コンテスト受賞作品作文コンテスト受賞作品さくら小学校 6年生      兵藤 杏樹さんひょうどう  あんじゅ西池袋中学校 2年生    池田 百花さんいけ だ   ももか令和2(2020)年11月15日

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