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問申HPEMFAX保問い合わせ先 申込み先 ホームページ Eメール ファクス  フリーダイヤル 保育あり ※費用の記載がない事業は無料です問申HPEMFAX保3挑戦しました。保育園を増やし、若いファミリーを呼び込む。そこに予算を投じました。その後、2020東京オリンピック・パラリンピックをめどにまちを変える23のプロジェクトを立ち上げ、集中的に実施する施策を推進しました。小川●きっと高野区長にしか見えていなかった世界があったのですね。でも、まちづくりは多くの人々が同じ方向を見ていなければ実現しません。一致団結できる要因は何ですか?高野●「オールとしま」で取り組むことですね。常に地域の人々と接点を持ち、その方々とまちづくりについて語り合い、まちの人が主役になるにはどうすればよいかを考えてきました。そして、消滅可能性都市。豊島区が大きく変わっていくチャンスは今しかないと、みんなでまちを変えていこうと呼びかけていったのです。小川●ご自分の生まれ故郷を良くしたいというストーリー。ストーリーはとても大切です。そして、みなさんの意見を聞き、それをかたちにした姿勢が人々を巻き込んでいったのですね。高野●小川さんがタイミーの事業を始めたきっかけは何だったのですか?小川●3年ほど前、私はお金がなくて、空いた時間にすぐに働き先を見つけられるスマートフォンのアプリがあればいいなと考えました。そう思うと、色々な声が聞こえてきました。一時期アルバイトをしていたコンビニの店長さんが「ずっとバイトがいなくて休めていないんだよ」と言っていたこと。立教大学の友人が本当にお金に困っていて、すぐにでも働ける仕事を探したいと言っていたこと。じゃあ、自分で作ってみようと思ったのです。高野●お金儲もうけが目的ではなかったのですね。小川●目の前にいる方々を救うにはどうすればよいか。そう思いながらサービスを開発していきました。アプリなんて作ったことないから、プログラミングの勉強からでした。でも、運も良かった。それには感謝していますね。笑顔があふれる職住一体のまちへ小川●私はオフィスの周辺では住みやすさ、暮らしやすさも大切だと思っています。それが叶かなうのが豊島区です。今後、豊島区に若い企業が集まってくると思います。高野●それでも渋谷から池袋に移転するのは相当な勇気が必要だったのでないですか?小川●私は今、区内に住んでいます。池袋で働き、区内に住む。豊島区であればそれが実現しやすいです。豊島区で住んでいる方々はとても生き生きとした顔をされています。公園に行けば、ファミリーと子どもたち、カップル、シニア世代などいろんな方々がいて、「日本人ってこんなに公園が好きだった?」と思うくらいです。高野●職住一体のかたちですね。本当に豊島区のまちづくりを理解していただき、うれしいです。新宿や渋谷には大企業が多くあり、駅を中心に大きなビルが開発されています。でも、池袋は中小企業のまちです。豊島区に仕事があり、暮らしがある。そういった方々が楽しくなるまちをつくるために、4つの公園を整備しました。小川●その発想も良かったんですね。公園でSDGsの活動を高野●豊島区はSDGs未来都市とモデル事業に、都内で唯一選定されている自治体です。今、公園を拠点とした活動も展開しています。小川さんはSDGsについてどのようにお考えですか?小川●SDGsは企業経営では視野に入れるべきこととして意識しています。思うのは良い事業にはSDGsの項目を満たすことがしっかりと入ってくるということ。世のため人のために企業活動をすれば、SDGsにも自然と対応していけると考えます。貧困解消、ジェンダー平等、経済成長、不平等解消など世界共通の課題にぜひ取り組んでいきたいです。ところで、公園の整備とSDGsはどちらが先だったんですか?高野●公園の整備です。豊島区は外国人の割合が多く、多様性と文化が豊かな誰もが主役になれる「国際アート・カルチャー都市」を目指してきました。その考えとSDGsは一致すると考え、国の選定事業に立候補したのです。公園ではSDGsに関連したイベントもやります。サンシャインシティに隣接する「としまみどりの防災公園 (IKE・SUNPARK)」では、週末に「ファーマーズマーケット」を計画しています。埼玉県の新鮮な野菜を育てる農家、豊島区内にある名店、そして区と友好関係にある85の自治体に参加を呼びかけています。地域の買い物の不便を解消するとともに、環境や食品ロスの問題を考える場になればと思います。ぜひ協力してください。小川●もちろんです!タイミーでは空いた時間で働けるマッチングシステムを提供していますから、イベントに必要なスタッフを区民から募集できます。特に地方からの出店者は東京に来るのが大変です。商品だけを送って販売できればきっと助かるでしょう。高野●今、野菜はきれいに包装されて売られています。子どもたちに泥のついた野菜を見せて、どのように育つかも教えてあげたい。小川●売るだけでなく、子どもたちに土に埋めた大根を引き抜かせてあげたり、野菜の料理教室を開いたり、色々なことを企画したいです。高野●いいですね。小川さんの若い発想が豊島区には絶対に必要です。一緒に仕事をして、共に成長していきましょう。小川●ありがとうございます!イメージキャラクターの「タイミーせんしゅ」。モチーフは「世界一幸せな動物」と言われるクアッカワラビー。

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