20211011_1945
3/4

問は[問い合わせ先]、申は[申込み先]、HPは[ホームページ]、EMは[Eメール]、FAXは[ファクス]、は[フリーダイヤル]、保は[保育あり]です。※費用の記載がない事業は無料です。7月12日に発出された4回目となる東京都への緊急事態宣言は、9月30日まで三度目の延長が宣言され、これまでで最長の81日間となりました。8月中旬の1週間の感染者数は約900人まで上昇し、自宅療養者は一時期1,000人を超えるなど、保健所の業務はかつてないほど繁忙を極め、災害レベルの非常事態となっています。1.新型コロナウイルス感染症への対応9月13日現在、1回目の接種をした方は65.1%、2回目の接種を終えた方は52.2%、65歳以上の高齢者では1回目が91.0%、2回目も89.2%となっています。8月から集団接種会場を従来の3か所から8か所に拡充、8月9日から集団接種会場のキャンセル待ち対応を開始し、8月21日から12~15歳の方の予約を開始しました。9月末までには1回目の接種を終えた方の割合を、70%以上にすることを目標に取り組み、10月末までに、希望する区民の皆さん全員に1回目の接種を受けていただけるよう全力を尽くします。23区初となる職員・業務委託先の社員・その家族などの方々への職域接種は、豊島区歯科医師会の協力により8月23日から開始しました。2.令和2年度決算一般会計歳入歳出決算は歳入が1,552億6,245万円、歳出は1,504億6,830万円、実質収支は、38億6,244万円の黒字と、過去10年間で最大です。令和2年度決算は、コロナ禍による区財政への影響を最小限に抑えつつ、健全性も確保できており、SDGsの推進や国際アート・カルチャー都市の実現、池袋の都市再生、令和4年度に迎える区制施行90周年に向けた基礎を固める決算となっています。3.SDGsの推進私は区政の業務こそがSDGsそのものだと考えています。地域や区内団体、企業などとの連携やSDGs未来都市としまのプロモーションなどをさらに強化すべく、8月から所管を国際文化プロジェクト推進室へと移しています。後期・基本計画においては68の全ての施策でSDGsの理念や考え方を反映するとともに、豊島区の将来像国際アート・カルチャー都市を実現するための主要な視点として、SDGsの推進を位置付ける方向で検討が進められています。4.文化を基軸としたまちづくりオリンピックのスポーツクライミング女子複合で、豊島区出身の野中生萌選手が堂々の銀メダルに輝きました。8月12日に、野中選手が区役所を訪問され、「地元の皆さんの一つひとつの応援が力になった。皆さんには感謝してもしきれない」と述べられました。地域の皆さんと一緒に応援できたことはオリンピックのレガシーのひとつになりました。トキワ荘マンガミュージアムは、開館から一周年を迎え、これまでの来館者は、延べ約5万人となっています。9月18日からは、新特別企画展「トキワ荘の少女マンガ」を開催します。グローバルリングでは、開設以来の一大野外エンターテイメント「TOSHIMAARTSLIVE2021真夏の夜の饗宴」が、9月1日に開催されました。フランス「レジオン・ドヌール勲章」を授与されるなど世界で活躍されるデザイナーのコシノジュンコさんによる総合プロデュースで世界レベルの一大イベントとなりました。11月1日に「としま文化の日記念式典」を開催し、文化栄誉賞の授賞式のほか、江戸川乱歩賞の贈呈式を日本推理作家協会と連携して行います。5.都市再生の推進居心地がよく、歩きたくなるウォーカブルなまちの実現を目指し、駅前交通広場は現在分散しているバス・タクシーの乗降場所を集約し、交通広場に駅前のシンボルを設置する検討をしています。8月29日に、44年にわたって池袋西口の顔として、若者向けファッションをリードしてきた、池袋マルイが閉店となりました。現在検討中の池袋西口駅前地区、西池袋一丁目地区などの開発が、池袋西口再開発の起爆剤となる、魅力的な開発となるよう事業者とも協議してまいります。一番重要なのは、この池袋らしさを残すことだと思います。また、池袋駅北口のシンボルとなる池袋駅北口公衆トイレの改修に取り組みます。トイレ単体としての改修ではなく、ウイロードからのつながりを重視し、池袋駅北口全体が、明るく楽しい雰囲気になるようなデザインを植田志保氏に依頼しています。無電柱化事業のモデル路線の巣鴨地蔵通りは令和元年から工事に着手し、6月に真性寺から高岩寺までの第1期区間の工事が完了しました。昨年11月に運行を開始したイケバスは、日常的に利用していただけるよう、暫くの間、運賃をおとなも子どもも1回100円に統一します。さらに、東ルートについて、回遊性や利便性の向上を図るため、池袋駅東口からHarezaを経由せず、利用客の多いサンシャインシティやイケ・サンパーク方面へ最短で向かえるよう、ルートを変更します。「グリーンとしま再生プロジェクト」で子どもたちと、地域の皆さんとともに植えてきた樹木は、現在12万6,744本まで増えており、区内の各地でいのちの森、学校の森として、地球環境を守っています。豊島区みどりの基本計画は地球温暖化の問題、都市の防災性の確保、都市景観のあり方などの視点を取り入れながら、SDGs未来都市として、緑地面積が少ない豊島区ならではの、新たな計画を策定します。6.子どもから高齢者までの安心を支えるまちづくりSDGsへの取組みの一環として、困難を抱える子どもや若者を支援する輪を広げるため、企業からのコト・モノ支援の推進と、寄附金の有効活用を柱とする「としま子ども若者応援プロジェクト」を7月から始動しました。8月4~24日にかけて、宅配ピザでお馴染みのピザーラを運営する㈱フォーシーズより、区内5か所の子ども食堂において、延べ480人分ものピザを提供いただきました。㈱ベジリンクからは、化学農薬などを使わない安全なオーガニックのベビーフード548食を提供いただき、東・西子ども家庭支援センターで育児について相談があった方に配布しました。また、寄附金として、現時点で1,356万円ものご支援をいただいています。この一部を活用し、厳しい状況に置かれるひとり親家庭に精米5㎏を配布します。今年も待機児童ゼロを達成しました。地域ごとの保育需要を見定めながら、新規保育園の整備を厳選し待機児童ゼロを維持していきます。中小規模公園活用プロジェクトは今年度から最大3年間、都の補助金を活用し、障害の“ある子”も“ない子”も一緒に遊ぶことのできるインクルーシブ遊具の整備や、多世代で土いじりのできるプランターの設置など、暮らしの中にある小さな公園づくりを進めていきます。また、環境省主催の熱中症予防対策の推進に係るモデル事業に本区が採択されたことから、協働実施者である㈱タニタとの間で6月に連携・協力に関する協定を締結しました。区民ひろばなど14か所の施設に熱中症計を設置し、各地点での暑さ指数をモニタリングしています。7.防災対策風水害への備えに加え、コロナ禍における複合災害を念頭に、とりわけ災害時の区民の安全・安心の拠点となる救援センターでは、飛沫感染防止のためのパーテーション、消毒液やマスクなどを、全ての救援センターに完備するなど、改善・強化を図ってまいりました。また、災害時要援護者等名簿を更新し、7月に町会や民生委員の方々に配布しました。5月には災害対策基本法が改正され、名簿に掲載された方の避難の実効性を確保することを目的とした個別避難計画の作成が求められました。8.公共施設の整備について池袋保健所整備について、南池袋C地区の開発スケジュールに合わせ、令和8年の移転に向け、保健所の機能とレイアウトに関する検討を進めています。健康危機管理の拠点、包括的な子育て支援の拠点、健康づくりの拠点の“3つの基本機能”を充実させ、区役所本庁舎と隣接する立地のメリットを最大限に活用し、健康センターとは今まで以上に緊密な連携を取っていきます。世代を超えた交流の場となっている区民ひろば池袋・椎名町・要は、いずれも区民集会室が併設された複合施設となります。令和4年度の秋には区民の皆さんへお披露目となる予定です。森の中の学校をコンセプトに設計した池袋第一小学校が令和4年8月に完成します。新校舎は、区内の小学校としては初の5階建てとなり、みどりに囲まれた学校全体で四季を感じられる、新たなまちのシンボルに相応しい地域の拠点に生まれ変わります。長崎健康相談所・児童相談所などの複合施設が令和4年度に開設します。国や東京都との協議を進めつつ、他団体の児童相談所に職員派遣を積極的に行いながら人材育成を図り、開設に向けた準備を着実に進めていきます。上池袋豊寿園の跡地を活用し、目白生活実習所の分室を整備します。令和4年度の開設に向けた準備を進めるため、今定例会において補正予算を計上しています。トキワ荘復元を契機に、新たな文化施設を南長崎のバス通りにある味楽百貨店に整備します。教育施設の改築や長寿命化についても、旧平和小における仮校舎を中心とした複合施設の整備を進めるとともに、第4回定例会には、今後10年間の方針を示したいと考えています。9.教育本区の区立小・中学校、幼稚園は、9月1日から新学期を迎え、おおむね9割の児童生徒・幼児が登校し、学校生活を再開しています。各校ではSDGs達成に向け、身近な地域の方々や大学・企業との連携による取組みが既に始まっています。多様な人々との協働の体験による実践的な学習を通して、子どもたちが、持続可能な地域の未来を主体的に創造する行動につなげていきます。11月のSDGs週間、11月8日のSDGsフェスタでは、SDGs未来都市の実現に向けた学校の取組みと、そこで学ぶ子どもたちの姿を保護者や地域の方々へ広く紹介します。また、このたび、持続可能な社会づくりの担い手育成についての研究で第一人者として活躍している立教大学名誉教授の阿部治先生を、豊島区教育委員会学校SDGs推進アドバイザーにお迎えしました。阿部先生には、地域・学校・企業・関係機関との連携を通したSDGs推進に向けた教育委員会の取組みに関して、研修を通じた支援のほか、様々な助言を頂きます。本年6月の千葉県八街市の痛ましい交通事故を受け、9月13日から教育委員会を中心に、岡谷晃治危機管理監の陣頭指揮のもと、区の関係部局、学校関係者、警察、地域の皆さんと一緒に、全区立小学校の通学路における合同点検を実施しています。令和元年度から開始した、池袋本町小学校と千登世橋中学校におけるコミュニティ・スクールのモデル校を、本年8月より本格実施に移行しました。今後は、モデル校の学校運営協議会委員も検討に参加した豊島区コミュニティ・スクール推進ガイドラインに基づき、ほかの学校にも順次、導入していきます。10月21日㈭午後1時から区役所本庁舎8階教育委員会室(オンライン開催)█申傍聴希望の方は電話で10月20日午後5時までに子ども若者課管理・計画グループ☎4566‐2471へ。第31期豊島区青少年問題協議会第5回専門委員会第3回区議会定例会区長招集あいさつ9月15日、高野区長が行った、招集あいさつの抜粋・要約です。3

元のページ  ../index.html#3

このブックを見る