20120205_1524
4/8

▲公園の砂場での測定▲再測定毎時0.23マイクロシーベルト以上の測定値が出た場合は、再測定を行ないます。測定の結果、基準値以上の場所では、除染を行ないます▲除染対象と優先順位�除染対象…地表から5�の高さで毎時0.23マイクロシーベルトを基準として、測定の結果がこの値以上の場合には、原則的に区有地、区有施設を対象として除染を行ないます。区有地、区有施設以外については、施設管理者(所有者)の責任で除染し、区は除染に必要となる情報提供などの支援および除染への協力依頼を行ないます。�優先順位の考え方…子どもの安全・安心を確保するため、保育園、幼稚園、小・中学校、公園・児童遊園・遊び場を優先して除染を行ないます。�国の方針に基づき、放射線量測定の結果、地表1mの高さの空間線量率が、周辺より毎時1マイクロシーベルト以上の高い数値が測定された箇所は、国と連携して対応を協議します。▲場所ごとの除染手順除染は、原則として各施設内で完結し(土壌は持ち出さない)、次の3段階のレベルで除染します。○簡易な除染(除染レベル1)○やや本格的な除染(除染レベル2)…簡易な除染で数値が下がらなかった場合、行ないます。○本格的な除染(除染レベル3)…レベル1・2の除染で数値が低下しない場合、行ないます。▲除染の具体的な方針�除染に伴う土壌などの取り扱い除染作業で発生する除却した土壌などは「市町村による除染実施ガイドライン(平成23年8月26日原子力災害対策本部)」を参考に、原則的に各施設内の仮置場に埋設します。仮置場の位置選定は、各施設の管理者が決定します。�除染に伴い生じる排水の取り扱い水を用いた洗浄以外の方法で除去できるものを可能な限り除去するなど、水を用いた除染で流出する放射性物質の量を減らすようにします。たいせきさらに、除染水が排水路などに留まり堆積しないよう、排水経路(雨どい、排水口、側溝)をあらかじめ清掃し、除染水が排水経路にスムーズに流れ込むように、排水経路までの水の経路を確保します。【定点測定】結果区内3か所の定点測定施設で、週1回の空間(大気)放射線量測定をしています。※詳しくは、区ホームページ(アドレス1面上部参照)をご覧ください。�問環境保全係�3981‐2405■定点施設の測定結果※測定結果は校庭等の地上1mのもの。それ以外の結果は区ホームページをご覧ください。※単位はマイクロシーベルト/時間。○「豊島区放射性物質対策ガイドライン」は、区ホームページ(アドレス1面上部参照)から、ご覧になれます。区では、測定やその結果の公表、さらに必要な場合は除染など様々な対策を行なっていきます。また今後、原子力発電所の事故の収束状況や放射能汚染の影響など、変化に応じて「豊島区放射線物質対策ガイドライン」の見直しも進めていきます。区民の皆さんも、正しい情報を得て、冷静に行動されるよう、お願いします。【放射線の基礎知識】�放射線…………高いエネルギーをもった高速の粒子や電磁波�放射性物質……放射線を出す物質�放射能…………放射線を出す能力(電球に例えると、放射性物質が電球、放射能が光を出す能力、放射線が光)�半減期…………放射能は、時間がたつにつれて弱まり、放射性物質の量は減っていく。放射能の量が半分になるまでに掛かる時間のこと。�ベクレル………放射性物質が放射線を出す能力(放射能の強さ)を表す単位�シーベルト……人体が受けた放射線による影響の度合いを表す単位出典:文部科学省「知ることから始めよう放射線のいろいろ中学生のための放射線副読本」より引用放射性ヨウ素の半減期は8日と短いので、放射性ヨウ素の放射能は消滅している状態です。これからは放射性ヨウ素で汚染された野菜・果物はでてきません。今後は、放射性セシウムへの対策が重要です。2011年3月11日時点で、セシウム137とセシウム134に起因する大地の全空間線量率が毎時1マイクロシーベルトである場合、セシウム137は毎時0.27マイクロシーベルト、セシウム134は毎時0.73マイクロシーベルトを占めていました。セシウム137の半減期は30年、セシウム134の半減期は2年です。時間経過に伴い、放射線量は1年後におよそ2割減り、2年後に4割減ります。そして3年後には5割減るので、今の放射線量がずっと何十年も続くわけではありません。したがって、今、いかに放射線量を下げる努力工夫をするのかが重要です。今、半分に減らすことができれば、そこがスタート地点となり、3年後にさらに5割に減るからです。放射線量は、外部線量と内部線量の合計です。福島県内や近県など、高濃度の放射線量が測定された地域では、外部線量を下げるために除染を行なうことは極めて重要な方策です。早く行なうほど効果が大きくなります。内部線量を下げるためには、野菜などの食べ方で、水で洗う、ゆでる、煮るなどを行ない、濃度を落とすことが重要です。平成23年11月16日開催◇講師…日本大学歯学部専任講師、福島大学客員教授/野口邦和氏(専攻は、放射化学・放射線防護学。理学博士。日本科学者会議エネルギー・原子力問題研究委員長。核・エネルギー問題情報センター常任理事)測定日仰高小学校(駒込5‐1‐19)朋有小学校(東池袋4‐40‐1)要町保育園(要町3‐17‐11)1月5日0.070.100.071月12日0.070.100.061月19日0.070.100.061月26日0.070.090.07池袋本町地区「震災復興まちづくり訓練プレガイダンス」2月21日�午後7時~8時30分豊島清掃事務所2階講堂(池袋本町1‐7‐3)◇内容など詳しくは「広報としま2月15日号」に掲載�問都市復興マニュアルグループ�3981‐2462�問危機管理担当課�3981‐1467専門家に講演していただきましたセミナー「放射能汚染とどう向き合うのか」より皆さんのご理解とご協力をおねがいします1月の空間(大気)放射線量測定4

元のページ  ../index.html#4

このブックを見る