20130815_gougai
4/4

平成25(2013)年8月15日広 報特集号としま4 横森 伽羽さん人の気持ち巣鴨小学校 6年生高木 久仁暁さん 三年生のころ、父が電車でお年寄りに席をゆずっているところを見ました。その時、ぼくはなぜか見ているだけでうれしくなりました。その時、自分もやってみようと思いました。四年生になって、電車で出かけた時、ぼくがすわっていたら、お年寄りが前にいて、「ゆずろう。」と決心しました。でも、勇気が無くて、そのまますわったままでした。その日から何日かたった日。また電車にのって、すわり、お年寄りがいました。こんどこそ!と思い、勇気をふりしぼり、「どうぞ。」といって、ゆずりました。そしたら、お年寄りが、「どうもありがとう。優しいねえ。」といってくれました。その時はもう、うれしくてうれしくて、たまりませんでした。ゆずるということをすると、ものすごくうれしい気持ちになります。中には、「いいよ別にぃ」とえんりょする人もいますが、それでも、よく出来た!と自分をはげましました。 ゆずるということはとても大切なことです。席などをゆずった時、相手がどのような気持ちになるか考えたことはありますか。ぼくの予想では、とても楽になり、うれしくなると思います。まだ子供だからゆずられないけど、そういう体験があると思います。でも、勇気が無くて、ゆずれなかったこともあります。お年寄りは、ゆずってもらえなかったらどのような気持ちになるでしょうか。座れないと大変ですよね。お年寄りが立っているのに、スマートフォンなどをして知らんぷりをしている人がいたら、何だか腹が立ってしまいます。 「ゆずる」ということには、席をゆずる他にも色々なことがあります。例えば、目が不自由な人に道をゆずったりすること。道で目が不自由な人が歩いているところを見たことはありますか。こういう時には、道をゆずってあげましょう。他に、小さい子に並ぶ順番をゆずること。ぼくは、こういう体験が何度もあります。低学年の何かに並ぶ順番を、「前いいよ」とゆずったりしました。みなさんもこういう体験はありますか。こういうことも、席をゆずるのと同じような気持ちになります。 「ゆずる」ということをすると、自分の達成感、相手の喜び、両方いい気持ちになります。日本、世界の人々がこのような良い行動を実行できたら、きっと素晴らしい世の中になると思います。「ゆずる」ということは、本当に大切なものです。明豊中学校 1年生及川 ポーンパンさん生まれて 生きてこれたこと明豊中学校 3年生内藤 瑠梨さん『今、私たちができる事…」 テレビや新聞では、毎日のように事件やいじめのニュースが報道されています。安全で安心な生活を送るのがすべての人の望みです。このような、事件やいじめなどの「犯罪」や「非行」をなくすために、私たちが今、できる事は何か。私たちは何をするべきか。考えてみました。 そこで思いついたのは、小学校の時に行った「社会を明るくする運動」です。パレードや街頭広報で地域の人との交流を深め、より良い町づくりを築くための運動です。このようになにげなく参加している学校行事のなかにも、私たちがより良い町づくりのために貢献できる事はたくさんあると思います。そのためには、一部の人だけでなく、すべての人がそれぞれの自分の立場で地域や社会との関わりをもち、交流を深めていく事が大切です。たとえ、あやまちを犯した人であっても、そこから、どのように立ち直るのか。その立ち直りを支えていける地域をつくり、一人一人の意見を聞き、一人一人を尊重し合えるようにすれば、事件もへり、安全で安心な暮らしができると思います。 私は、「より良い町づくり」を学校内での生活とてらし合わせてみました。みんなが安心できる学校は、とても良いと思います。もしそこに、いじめがあれば、不安の気持ちが生まれてしまいます。最近、ニュースで「いじめ」と「自殺」という言葉を目にします。いじめが原因でたった一つしかない命を捨ててしまっている。考えられません。いじめている方は「ふざけ」としか思っていなくても、それを受けている方が「いじめ」と思えば、それは「いじめ」という、りっぱな犯罪だと思います。私は、いじめゼロな学校。そして犯罪ゼロの地域を築いていきたいです。「ゼロ」というのは、とても難しい事かもしれないけれど「ほぼゼロ」というのは、一人一人の気持ちで、できる事です。地域の活動や、学校行事に積極的に参加し、より良い町をつくりたいです。これから先の未来の社会は、今の私たちが築くものです。そのためにも、今できる事を探し、「犯罪」や「非行」をへらしたいです。また、毎日のようにテレビで見る、「事件」をなくしたいです。一人一人が小さな命からすべての命を大切にし、楽しく笑顔で生活を送っていけるように、今からできる事をやりたいと思います。 よこもり かう たかぎ くにあきおいかわないとう るり この社会をもっと明るく、もっと温かくするには、言葉が必要だと思います。優しい言葉、元気をもらえるような言葉、そんな言葉が社会を明るくするんだと思いました。 自分がどんな気持ちでいてもちょっと言葉をくれるだけで心がおだやかになって、優しい気持ちにさせてくれます。 私が毎日学校に登校する時、家族に「いってきます。」と言ったら、「いってらっしゃい。」と返してくれて、いつも朝からとてもきぶんがいいです。逆にあいさつを言い忘れるとなんだか家に忘れ物したような気がします。とくに忘れ物をしたわけでもないのに、物足りないなあ。と思ってしまいます。けんかをした時だって、とう然あいさつは言わないでちょっと不気げんのまま家を出ると、「いってきます。」ぐらい言ってもよかったのかなと少し気持ちがしずんでしまいます。「いってきます。」をいつも言っていたのに、急に言わなくなった家族の気持ちはどうなんだろうと一しゅんだけ考えてしまったりして、ちょっと心残りです。それが「いってきます。」を言うと、心が晴れて少し気持ちが楽になります。あと私が学校に来る時、巣鴨小の近くのマンションの前でそうじをしているおばさんがいるのですが、そのおばさんはいつもすごいすがすがしい笑みをうかべて「おはようございます。」と言ってくれます。一番最初にそんなあいさつをしてくれた時、すごいなあと思いました。それはそのあいさつをしてくれた後自分の心がすぅーっと軽くなったからです。ねむいなあ、だるいなあという気持ちがいっきに消えて、私は「お、おはようございます。」とあいさつを返していました。その道を横切るときも、すごいなあ、あのおばさんとずっと頭の中で思っていました。大きな声で、優しい笑顔で言ってくれたそのあいさつは、いままでとは少し違う、とてもおだやかな気持ちになりました。あいさつパワーってすごいなあと思いました。その時から、私もあいさつをしてこんなふうに思ってくれるならもっといいあいさつをしたいと思うようになりました。相手の目を見て、大きな声で、そしてすてきな笑顔で「おはようございます。」って言いたいな。今日は初めて会ったから、明日、絶対に明日がんばろうとちかいました。その日、私は学校に行く時のそのマンションの近くのおばさんを見つけて、よし、元気に言うぞと心の中で思っていた時、「おはようございます。」とおばさんがあいさつをしてくれました。私も「おはようございます。」と言えました。後々、ちょっとぎこちなかったかなと思いつつもとてもうれしい気持ちでいっぱいでした。 あいさつは人を元気にしてくれる。そんなの本当なのかなといままで思っていた私でしたが、毎日あいさつをしてくれた家族と、初めて会った人のおかげで自分も元気になれたし、人のことも元気にしてあげたいと思うこともできました。これからもただのあいさつではなく、心のこもったいいあいさつをしていきたいです。 の社会をもと明るくもと温優秀賞★★三年生のころ父が電車でお優秀賞★★『今『今優秀賞★★生生優秀賞★★ゆずるということ巣鴨小学校 6年生

元のページ  ../index.html#4

このブックを見る