20151114_gougai
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糖尿病は身近な病気です糖尿病は身近な病気です 赤血球の中に含まれるヘモグロビンにブドウ糖が結合したもので、検査日の過去1~2か月間の平均血糖値を反映する血糖コントロールの指標です。 HbA1cは血糖値とは異なり、検査前の食事の影響を受けないため、糖尿病の予防や発見、診断、治療の経過の判定に使われます。 数値が6.5%以上の方は糖尿病の可能性が高い状態です。医師に相談しましょう。 人のからだは動くためのエネルギー源として、食事や飲み物を消化してブドウ糖に変え血液に乗せてからだの細胞に届けます。しかし、インスリンの作用が弱いとブドウ糖をうまく利用できずに血液中のブドウ糖の量が増加し血糖値が高くなります。 高血糖状態が長く続くと、全身の血管が障害されて、心筋梗塞や脳梗塞、腎障害を引き起こし、腎不全により人工透析が必要となったり、失明、神経障害などの深刻な合併症を引き起こす可能性があります。成人に多い2型糖尿病は、多くの場合無症状で始まります。この時期に糖尿病を発症する前の高血糖状態を健康診断で発見することが重要です。2型糖尿病は食事や運動などの生活習慣が関係していますので、生活習慣を改善することで、糖尿病の発症を遅らせたり、予防することができます。 日本の成人の標準的な睡眠時間は6時間以上8時間未満といわれています(健康な成人の睡眠時間…45歳の方/約6.5時間、65歳の方/約6時間)。年齢にあった、標準的な睡眠時間を目標に、就寝時刻と起床時刻を見直してみましょう。(健康づくりのための睡眠指針2014より) 「インスリン」という血糖値を下げるホルモンの量や作用が低下したため、体内に取り入れられたブドウ糖がうまく利用されず、血液中のブドウ糖(血糖)が多い「高血糖状態」が慢性的に続く病気です。 1型糖尿病と2型糖尿病があり、すい臓でインスリンが作られない場合(1型糖尿病)と、遺伝的に糖尿病になりやすい体質と食べ過ぎや運動不足、肥満、喫煙、飲酒、ストレスなどが誘因となってインスリンを作る力が弱くなったり、インスリンに対する感受性が悪くなったりしている場合(2型糖尿病)があります。成人に多い2型糖尿病は予防方法予防方法糖尿病が引き起こすさまざまな合併症糖尿病が引き起こすさまざまな合併症高血糖状態を早期に発見し、生活習慣改善で糖尿病の発症を予防しようこの機会に糖尿病についての理解を深めてください 豊島区は、糖尿病に関する1件あたりの医療費が23区内でいちばん高いと統計結果が出ています。また、区内在住で糖尿病の可能性が高い方は、約30,000人いると推計されます。 増え続ける糖尿病患者数と医療費を抑制するため、この秋から、国民健康保険被保険者の方々を対象に特定健診結果や医療費などのデータ分析を行ない、糖尿病重症化予防の取り組みを始めます。 糖尿病はコントロール可能な病気です。病気のことを正しく理解し、日ごろの生活の中で予防または今以上進行させないようにしていきましょう。糖尿病とは糖尿病とは糖尿病とは???糖尿病とは?赤血球の中に含まれるヘモグロビンにブドウ糖が結合2か月間の平均血糖値を反映する血糖コントロルのHbA1cとはHbA1cとはHbA1cとは???HbA1cとは?食事に気をつけよう身体活動・運動をしよう良い睡眠を取ろう1朝ごはんを食べよう2夕飯が遅くなる時は、2回に分けて食べよう3ゆっくりよく噛んで食べよう4野菜から食べようヘモグロビンエーワンシー血糖とHbA1cの値血糖(空腹時)正常型特定保健指導判定値HbA1c値(NGSP値) 5.6% 6.0% 6.5%糖尿病型糖尿病予防のための保健指導特定保健指導判定値40~64歳の方…毎日60分65歳以上の方…毎日40分目標時間今より10分多く、毎日からだを動かしましょうプラス10(テン)から始めよう!運動習慣をつけよう!毎週60分または、30分以上の運動を週に2回目標時間息がはずみ、汗をかく程度のスポーツや運動を続けよう地域保健課 保健事業グループ☎3987-4660時間栄養学を活用しよう!100 mg/dI110 mg/dI126 mg/dI160 mg/dI広 報平成27年(2015年)11/14国際アート・カルチャー都市としま国民健康保険特集号発行:豊島区ホームページhttp://www.city.toshima.lg.jp/編集:国民健康保険課管理グループ☎3981‐1923地域保健課保健事業グループ☎3987‐4660●「広報としま」は、新聞折り込みのほか区民事務所などの区施設、区内の駅などで配布しています。
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