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4「何か地域の役に立てることがあれば」との想いで入団 九州出身ですが、豊島区に住んで4年が過ぎて「何か地域の役に立つことがしたい」と思い始めていた時、ママ友から熱心に消防団に誘われました。当初、女性の消防団員のイメージがわかなくてお断りしたのですが、「一度だけ、『合同点検』を見に来て」と言われ、行ってみると男性に混じって女性たちもイキイキと活動していました。その姿を見て、私にもできることがあるかもしれないと思い、入団しました。 消防団員は、火災の一報が入った時に活動できる状態であれば、防火衣に着替え、所属する小屋に参集して、分団長の指示を受けて出動します。ですが、私はまだ出動経験はありません。普段は主にお祭りの日の警戒活動や、地域の防災訓練で初期消火の指導などをしています。ほかに、大雪が降った時には、消火栓や防火水槽まわりの雪かきもします。いざという時、一人ひとりができることは必ずある 消防団に入ってから変わったのは「意識」です。災害が起きた時にどう行動すべきか、常に心積もりしておける自分になれたと思います。 東日本大震災の時、私は下の子を妊娠中だったので参集できませんでした。でも、「自分にできることは何か」と考えて、マンションの隣と上下階の方に声をかけに行き、安全確認をしました。消防活動に駆け付けられなくても、一人ひとりができることはあるんですよね。 消防団は色々な職業や幅広い年齢層の方々の集まりです。そんな人生の先輩方との交流は、私にとって大切な財産です。家族や職場など周りの協力を得ながら、これからも長く活動していきたいと思っています。皆さんもぜひ、地域の防災訓練を見に来てくださいね。入団から5年。今では消防団活動が日常生活の一部にSpecial Issue安全・安心を支える『地域』の力 『地域』力諏訪下 典子さん消防団活動の現場から池袋消防団第6分団所属袋消防団第6分団所おもげんば
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