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2広報としま特集版 平成30年(2018年) 4月号 No.1778豊島区役所 〒171-8422 豊島区南池袋2-45-1  ホームページ http://www.city.toshima.lg.jp/A東京芸術劇場リーズナブルな価格設定と、短い公演時間が魅力のLFJ。目当てのコンサートをはしごしたり、有料公演(日中の公演は3歳から鑑賞可能〈一部は0歳から〉)のチケットを買うことで参加できるワークショップを楽しんだりと、クラシック音楽の魅力を味わうための仕掛けが盛りだくさん!B池袋西口公園期間中、公園内では朝から晩までアマチュアや学生を中心としたコンサートの音色が響き渡ります。また、公園内にはケータリングカーも出店予定。食事を楽しみながら、クラシック音楽を楽しもう!C南池袋公園常緑の芝生が広がるなかで繰り広げられるコンサート。出演するのは、アマチュアや学生だけでなく有料公演に出演する一流の演奏家もサプライズで登場!公園内ではマルシェも出店するので、クラシック音楽と一緒に買い物も楽しめます。池袋エリア〈メイン会場〉2月16日、ラ・フォル・ジュルネ(以下、LFJ)の記者会見を前に豊島区長とルネ・マルタン氏が対談を行ないました。人やまちとの出会い、文化に対する思いが交錯するなかで実を結んだのが池袋エリアでのLFJの開催です。撮影:大杉隼平池袋のことは以前から話を聞いていましたが、学生が多いダイナミックなまちという印象があります。実際に何度か訪れるうちに、私は池袋のまちから様々なインスピレーションを得ました。LFJの精神は「あらゆる人々とクラシック音楽を分かち合うこと」です。短時間の公演とリーズナブルな価格設定は、伝統的なクラシック音楽のコンサートと比べたら非常に野心的なものです。でも、豊島区にはそれを受け入れられるだけの素地が整っていると、私は今日までの歩みのなかで確信しています。「繋がり」を大切に私がもっとも大事にしているのは、人と人との関係、そして出会いです。私にとって区長との出会いは大きな幸運でした。文化でまちづくりをするという区長のビジョンと、私たちのビジョンが一致したからこそ、豊島区での開催にたどり着いたのですから。ぜひ豊島区のみなさんに楽しんでいただきたいと思っています。そして、もう一つの会場である丸の内エリア(大手町・丸の内・有楽町)にも足を運んでみてください。2つの会場の聴衆が交じり合うこと、それが私の夢です。私が区長になった当時、区は厳しい財政状況で破綻寸前でした。行財政改革に速やかに取り組みましたが、今でも忘れられないのが区民や区職員の非常に落ち込んだ表情です。閉塞感がそこかしこに漂っていました。まちににぎわいを、そして人の心に豊かさと活力をもたらすのは何かと考えてたどり着いたのが「文化」です。区を文化で盛り上げていこう!という強い思いで、厳しい財政状況の中でもメッセージを発信してきました。人と出会い、まちが繋がる区には美術館やホールが充分に備わっていませんが、文化芸術創造都市部門において文化庁長官表彰をいただきました。また、来年の日中韓3カ国による東アジア文化都市の国内都市に選ばれています。これは、区民の皆さんの文化に対する熱い思いが評価された結果だと思います。かつて、LFJのもう1つの会場である有楽町や、銀座を拠点に活躍されていた福原義春さんに豊島区文化政策懇話会の座長に就任のお願いをしました。「私が区長としてある限りは責任をもって文化によるまちづくりを遂行します」と申し上げ、やっとのことで引き受けていただきました。これが区の文化によるまちづくりの始まりでしょうか。当時のことを思い返してみると、LFJを通して豊島区と銀座・有楽町が繋がりを持てたというのは、本当に夢のようで感慨深いですね。★新しい世界へモンド・ヌーヴォー豊島区豊島区ラ・フォル・ジュルネラ・フォル・ジュルネ明日のクラシック音楽を担う、新しい聴衆を開拓したいアーティスティック・ディレクタールネ・マルタンまちに、人に元気と活力を豊島区長期間中、公園内では朝から晩までアマチュアや学生を中心としたコンサートの音色が響き渡ります。また、公園内にはケータリングを楽しみながら、クラシック音楽以外にも楽しみ方はいろいろ♪つな撮影:大杉隼平渋さ知らズ   フランス・ナント出身。クラシック音楽祭「ラ・フォル・ジュルネ」アーティスティック・ディレクター。経営管理学と音楽を学んだのち、1979年に芸術研究制作センター(CREA)を創設。1995年、ナントでLFJを開始。ヨーロッパのクラシック音楽シーンにセンセーションを巻き起こす。

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