20180914_gougai
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フレイル予防の3つの柱は、「栄養」「運動」「社会参加」です。 特に「社会参加」の減少は、筋力・食欲・噛む力の低下を招いたり、気持ちがふさぎ込む原因となり、フレイルの最初の入口といわれています。 地域の活動や、高齢者クラブ、介護予防センター、秋の「介護予防大作戦」に参加してみませんか?最近やせてきた 人とかかわるのがおっくう 固い食べ物がかみづらいフレイルとは何でしょうか? フレイル(虚弱)とは、「健康」と「要介護状態」の中間の時期にあるとされ、こころや体の動きが低下してきた状態です。フレイルの状態になっても適切な対応で「健康」な状態に戻るといわれています。また、身体面だけの機能低下に限らず、外出したり、他人と交流するなどの社会面、精神面を含めた概念とされています。プレフレイルフレイルフレイル虚 弱虚 弱要介護状態男性女性資料:東京大学高齢社会総合研究機構・飯島勝矢教授‘オーラルフレイル’を予防しよう‘オーラルフレイル’を予防しよう‘オーラルフレイル’を予防しよう歯科口腔機能における軽微な虚弱兆候(小さな変化)が身体の大きな虚弱化の入口になります。舌の動きの低下や食べこぼし、わずかなむせ、噛めない食品の増加などの口腔機能の低下をオーラルフレイルと呼び、この段階を見逃してしまうと徐々に不可逆的な身体面のフレイル期に移行してしまいます。お口周りの異常は軽くみられがちです。亡くなる直前まで口から食べられるようになるためにも早めの気づきが重要です。Q1 ほぼ同じ年齢の同性と比較して健康に気を付けた食事を心がけて いるQ2 野菜料理と主菜(お肉またはお魚)を両方とも毎日2回以上は食べ ているQ3 「さきいか」「たくあん」くらいの固さの食品を普通に噛み切れるQ4 お茶や汁物でむせることがあるQ5 1回30分以上の汗をかく運動を週2回以上、1年以上実施しているQ6 日常生活において歩行または同等の身体活動を1日1時間以上実施 しているQ7 ほぼ同じ年齢の同性と比較して歩く速度が速いと思うQ8 昨年と比べて外出の回数が減っているQ9 1日1回以上は、誰かと一緒に食事をするQ10 自分が活気に溢れていると思うQ11 何よりもまず、忘れ物が気になるはいはいはいいいえはいはいはいいいえはいはいいいえ栄養(食・口腔)運 動社会参加いいえいいえいいえはいいいえいいえいいえはいいいえいいえはい公益社団法人 東京都豊島区歯科医師会副会長 高田 靖氏これらは「フレイル」の兆候のひとつです。これらは「フレイル」の兆候のひとつです。歯医者さんが語る「フレイル」メタボ予防からフレイル予防へシフトチェンジ健 康心身の能力★回答欄の右側に○が付いた時は要注意です「イレブン・チェック」11項目回答欄やってみよう! フレイルチェック 健康寿命は自立した生活ができる期間で、男女とも平均寿命に比べて10年ほど短くなっています。 自立した期間を長くするのがフレイル予防です。元気なうちからフレイル予防に取り組むことで健康寿命を延ばしましょう。65歳からの健康づくり新提案!ボランティア活動で健康促進▼筋肉量を測ろう「指輪っかテスト」栄 養肉・魚などたん白質を摂ろう!社会参加出かける頻度を増やそうフレイル予防の3つの柱要介護 12.4年平均寿命 86.61歳平均寿命 80.21歳健康寿命 74.21歳健康寿命 71.19歳要介護 9.02年平均寿命:厚生労働省「平成22年完全生命表」健康寿命:「健康寿命における将来予測と生活習慣病対策の費用対効果に関する研究」図:東京大学高齢社会総合研究機構・飯島勝矢教授作成の図を一部改変図:東京大学高齢社会総合研究機構・飯島勝矢教授による資料を参考に作図 ふくらはぎの最も太い部分を両手の親指と人差し指で囲んでください。 図の色の部分のように、すき間ができると筋肉量減少の危険度が高いと言われています。運 動筋肉を減らしてはいけません平成30(2018)年9月14日
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