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2広報としま特別号 令和元年(2019年) 9月17日号診断前(がんの疑い)治療初期(告知~治療)経過観察期療養期がん相談窓口医療関連在宅療養関連介護保険関連生活関連(小児・AYA世代)つながり、支え合い【AYA(アヤ)世代とは】AYAはadolescent and young adult(思春期と若年成人:15歳以上30歳前後または40歳未満)の略になります。この世代ががんにり患した場合、小児・成人世代と異なる医療的課題があるほか、学業、就職、結婚、出産などのライフイベントを迎える時期に当たるため、世代特有の社会的課題に対する対策も求められています。◎治療時期に応じた相談窓口やサービス①がん相談支援センター ②がん相談ホットライン病院(外来・入院・緩和ケア)がん検診かかりつけ医、かかりつけ歯科医、かかりつけ薬剤師セカンドオピニオン(相談窓口:がん相談支援センター)③訪問看護ステーション④池袋あうる薬局⑤在宅医療相談窓口 ⑥歯科相談窓口⑦高齢者総合相談センター⑧社会福祉協議会⑨支援団体(就労相談) ⑩総合労働相談コーナー ⑪東京都社会保険労務士会①がん相談支援センター ⑫小児がん相談支援センター①がん相談支援センター(ピアサポート)⑬患者会・サロン(交流の場)診 断緩和ケアとは、がんの患者さんの体や心のつらさを和らげ、生活やその人らしさを大切にする考え方です。身体的・精神的・社会的・スピリチュアル(霊的)な苦痛について、つらさを和らげる医療やケアを積極的に行い、患者さんと家族の社会生活を含めて支える「緩和ケア」の考え方を早い時期から取り入れていくことで、がんの患者さんと家族の療養生活の質をよりよいものにしていくことができます。[国立がん研究センター がん対策情報センター(2015)用語集より]【緩和ケアはがん診断と同時にはじまります】心の支えとして、がん経験者が「仲間」の立場で相談や支援を行う「ピアサポート」のほか、同じ立場の人の交流の場としての患者会は、病院の掲示板に貼りだされていたり、内閣府のNPO法人ポータルサイトや東京都のサイトからも検索できます。専門的なケアを必要とする場合は、がんの心の問題のケアを専門にする「精神腫瘍科」を設置している病院もあります。○在職しながら治療を受ける「治療と職業生活の両立支援制度」の相談窓口 (東京産業保健総合支援センター) 03-5211-4480  受付時間:月〜金(祝日除く) 午前9時〜午後5時 その他面接やメール等による相談も行っています。詳しくはホームページをご覧ください。 www.tokyos.johas.go.jp/inquiry.html○がん相談支援センター○ほっとコール(一般社団法人CSRプロジェクト)患者の方やご家族が治療が困難であっても限られた時間を自分らしく過ごせるよう、医療面、生活面、精神面などから支援する医療やケアを「ホスピスケア」といいます。○がん電話相談(NPO法人ホスピスケア研究会) がんに関すること何でもどなたでもどの時期でも匿名・無料で相談できます。  03-6909-5432  受付時間:月~金 午前11時~午後4時ご自身で意思を伝えられなくなる時に備えて、あらかじめ、ご家族や親しい友人などご本人に代わって意思を伝えてくれる方を決めて、どこで、どんな医療やケアを望むのか意思を伝えておきましょう。そして、医師・看護師・ケアマネジャーなどの医療・介護チームとその意思を共有しておきましょう。心身の状況が変わると意思も変わるかもしれません。繰り返し伝えていくことで、人生の最終段階をご自身が本当に望む形で迎えられることにつながります。心のケア働く人のケア (企業担当者の相談窓口)ホスピスケアがんの治療と緩和ケアの関係(A:これまでの考え方 B:新しい考え方)がんの経過Aがんに対する治療緩和ケアがんに対する治療が終了するまで苦痛緩和治療は制限し、治療終了後に緩和ケアを行うBがんに対する治療と並行して緩和ケアを行い、状況に併せて割合を変えていく出典:国立がん研究センター がん情報サービスがんに対する治療             つらさや症状の緩和ケアこのサポートガイドは、がん治療を、「診断前(がんの疑い)」、「治療初期(告知~治療)」、「経過観察期」、「療養期」の4つの治療時期に、また「がん相談窓口」、「医療関連」、「在宅療養関連」、「介護保険関連」、「生活関連」、「つながり、支え合い」の6区分に分けて、それぞれの時期・区分に応じた相談窓口や関係機関などを示しています。そして、がん患者とそのご家族が利用できる制度・サービスの情報、また、心のケアや、区が行っているがん患者支援なども記載しています。がんになっても住み慣れた地域で可能な限り暮らすことができるように、地域でサポートします。

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