20230301_2009
3/16

桜にこだわった「駒込の憩いの店」桜キッチンカフェオーナー 永山達也さん駒込に住んで30年ですが、いつかこの地でお店をしたいと願っていて、ようやくオープンにこぎつけたのが6年前です。 建物の場所がちょうど染井通りの起点に近く、駒込らしく桜を通年で楽しめるお店にしようと、床のタイルや店内の装飾、お店の外観などいろいろな工夫をしたんですよ。お店の前に植えているのがソメイヨシノです。まだまだ若木なんですが、年月を経て大きく育った時に、ソメイヨシノとお店の外壁に描いた桜の絵とひとつになって道行く人に楽しんでもらえたらと思っています。「駒込は掘れば掘るほど魅力的」こまごめ通信 (写真左から)織田博子さん、くれまちこさんわたしの「駒込愛」桜をはじめ古き良き文化のイメージがある駒込地域ですが、最近はおしゃれなカフェができたり、地元の方が地ビールを作ったりと盛り上がっています。そんな面白い試みをしている方々に、お話を伺いました!駒込は北区・豊島区・文京区の3つの区で成り立っていますが、ひとつの文化圏としての「こまごめ」を発信したいと思い、「こまごめ通信」を作り始めました。1号目の発行時はものすごい反響があって、寄稿文が何か月分も溜まりました(笑)。本人にとって何でもない日常や会話でも文章にしてシェアすると、地元の人でも知らない情報だったり、興味を惹かれる内容だったりするんですよね。私もこの活動を通して、お気に入りのお店や友人が増え、生活が豊かになりました。このまちは気軽でアットホームな人柄の方が多いです。ふらっと歩いたら約束していなくても知り合いと鉢合わせて話ができるくらい。これからも皆さんと一緒に、まちの魅力を伝えていければと思います。次は、区と民間がタッグを組んだ商品開発をご紹介!「駒込の未来は自分たちの力でつくることができる」 こまごめビールプロジェクト実行委員会代表 関根健人さん地域の有志メンバーではじまった地ビールづくりプロジェクトは、コロナ禍で暗くなった駒込に元気を取り戻したい!という思いのもとで始まりました。地ビール造りに至ったのは、駒込の特産品に何が良いか?アイデア出しをしていた時に一番盛り上がったから(笑)。商品として世に出すまでが約1年です。ビール造りは誰もが初めてでしたが、最初の熱量を大切にして取り組んできました。ビールを通してまちの良さを伝えるお店を出してお客さんと話をするうちに、駒込では色々な人が色々なことをやっているんだとわかってきました。地ビール造りにはさまざまな背景を持った仲間が、各々の得意分野で力を発揮しながら進めています。ご近所で気軽に集まって何かができる空気感が駒込の地域性なのかな。私たちの商品を置いてくれるお店は増えてきています。思いがたくさん詰まった地ビールを飲んで楽しんでもらうなかで駒込の良さを味わってほしいですね。▲自身がオーナーを務める「CAFE PORT BROOKLYN」にて。▲毎年4月に発売される「こまごめ通信本」▲これまでに開発した地ビール。それぞれ異なるコンセプトでつくられている。地ビールのこと、何でも聞いてください!▲お店の外壁には大きな桜の絵が ▲1階の床の桜模様はオーナー夫妻がタイルを切って手作りしたもの。ひた

元のページ  ../index.html#3

このブックを見る