20230301_2009
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◀三代目店主の早川福男さんは伝統技術を守りながら、個性を活かした現代風な作品にも取り組んでいる。◀下書きはせず慎重に描いていく。文字は輪郭から描いて塗りつぶす。◀「自分だからこそできる提灯、自分の色を出していきたい」という想いがある。早川さんは、独自に考案した”ブロック文字”で都知事賞を受賞している。ブロック文字で描いた「戌」。デザインも一から考えるという。動物の描写が得意だったことから、動物柄の提灯もその一つです。手作業は貴重な技術。昔から使われていたものが、使い方や見た目が変わっても伝統として今、形に残っていることを誇りに思います。これからも、より多くの人に伝統工芸を伝え、関心を持ってもらいたいです。江戸提灯提灯の読みは中国の宋時代の発音によることから、日本には平安時代に渡来したことが想定される。江戸時代に入り、和ろうそくの生産が奨励されたことによって、日常の照明器具として広く普及した。「江戸提灯」の最大の特徴は、火袋に描かれる意匠が全て「手描き」であるということだ。表面がでこぼことした丸い形状の提灯に、様々な文字、家紋、デザインを自在に描く技こそ、江戸提灯の最大の魅力である。はや川提灯店 早川福男さん私は昔から手先は器用な方で、5年くらい修業するつもりが、3年と通常よりも早く独立できました。ただ、独立しても一人ひとり字が違うのと同じように、先代の江戸文字をうまく継承できず、お客さんが思うようなものが提供できないときは苦労しましたね。やっぱりお客さんの喜んでくれる顔が一番ですから。それに私は伝統を継承するだけでなく、自分の個性を活かして新しいことにも挑戦していきました。◀朦朧体をイメージしたヒョウ柄もうろうたい◀ブロック・ヒゲ・江戸文字の使い分け表現◀斬新なデザインや鮮やかな色使いの作品は店舗看板やインテリアとして普段使いでき、江戸提灯の新しい風を感じる。ひぶくろちょうちんい

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