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豊島区役所 〒171-8422 豊島区南池袋2-45-1 ホームページ https://www.city.toshima.lg.jp/2広報としま特集版 令和5年(2023年)7月号 No.2025フランスからの帰国時に、船火事で約1,000冊の本を失ったことをとても悲しみ、二度と同じ思いはしないという決意のもと造られました(1928年建築 鉄筋コンクリート造)。1945年の空襲の炎にも堪えました。最も愛した研究生活の拠点で、尊敬する文豪や友人から贈られた本もたくさん保管されています。友人と集まってワインを飲んだり語り合ったりするサロンでもありました。▲5枚の上下の文字をつなげると「世界は一冊の美しい書物に近づくべくできている ステファヌ・マラルメ」。下絵は信太郎によるデザイン。▲愛用していたタイプライター書斎鈴木信太郎(1895~1970)はどんな人?フランス文学者、詩人マラルメなどの研究者、東京大学名誉教授。神田の米問屋に生まれ、15歳の時にメーテルリンクの本との出会いをきっかけにフランス文学を志す。30歳でフランスへ私費留学。貴重な本集めに熱中し研究を続ける。74歳で書斎で教え子の本を読みながら病没。チーズやワインが大好きで、若い頃は能をたしなみ、ゴルフなど多趣味。自分の好きなものを大切にして人生を楽しんだ人です。▲明治20年代に埼玉県春日部市に建てられた鈴木本家の離れを1948年に移築。縁側で庭園を見ながら、ほっと一息。▲机と椅子は信太郎の体格(身長約160cm)に合わせたオーダーメイド住宅地にたたずむ当館。書斎、茶の間、座敷の3つの棟から成り、鈴木信太郎の研究の業績や旧宅を紹介しています(区指定有形文化財)。学芸員の案内で子どもたちがその魅力に触れてみました。座敷茶の間DATE 感想を聞いてみました ●信太郎さんはたくさん本を読んでいた人だと思いました。ステンドグラスがきれい、ここで勉強したいな。(中尾志帆さん〈左〉)●書斎で本を読んでみたいな!(中尾美和さん〈中央〉)●昔の家の造りがおもしろいです。区内にこういう場所があると知らなかったので、もっとまちを歩いてまちのことを知りたいですね。また来ます!(児玉 豊さん〈右〉) 豊島区ミュージアムラリー「としま みんなで大冒険!」昨夏、好評の区内ミュージアムラリー第2弾。今年は11施設が参加します。チラシ(対象施設で配布)にクイズの答えを記入し、対象施設で提示した方に記念品をプレゼント※数量限定、先着順。◇対象施設…庁舎まるごとミュージアム、古代オリエント博物館、切手の博物館、郷土資料館、雑司が谷旧宣教師館、鈴木信太郎記念館、中央図書館、熊谷守一美術館、豊島ふくろう・みみずく資料館、トキワ荘通り昭和レトロ館(昭和歴史文化記念館)、トキワ荘マンガミュージアム。■申参加方法などの詳細は、区ホームページかチラシ(7月中旬に対象施設で配布予定)参照※期間中は入館料が割引になる場合があります。予告開催中開館5周年記念展示「5 cinq~5人のフランス文学者たち~」鈴木信太郎がフランス文学を志すきっかけとなった作家は?①~③から選んでください。 ◇応募方法…Eメールかファクスかはがき(①クイズの答え、②広報としまへの感想・意見〈100字程度。今号で興味深かった内容、今後読んでみたい特集など〉、③氏名、④住所、⑤年代を記入)で7月28日(必着)までに「広報課広報グループ■EMA0010509@city.toshima.lg.jp、■FAX3981-1375」へ。※個人情報は、アンケート集計事務と賞品の発送以外には使用しません。 ※当選者の発表は賞品の発送をもって代えさせていただきます。答えは8月1日頃区ホームページに掲載(予定)。■問広報課広報グループ☎4566-2532①サン=テグジュペリ(「星の王子さま」の作者)②メーテルリンク(「青い鳥」の作者)③ジュール・ヴェルヌ(「八十日間世界一周」の作者)▲終戦後に増築され、家族だんらんや食事の場に(1946年建築)。正解者に抽選で10名にイケバスペーパークラフトと1日乗車券をプレゼント!プレゼントクイズ!開館時間…午前9時~午後4時30分休館日…月曜日(祝日と重なる場合はその翌日も)、第3日曜日、祝日、年末年始 ※入口に階段、館内に段差あり。■問☎5950-1737、■FAX5950-1735サンク8月1日~9月30日\関連展示を開催中/「ミュージアムに行こう!」 庁舎まるごとミュージアム(区役所本庁舎4または8階)菅原幸男氏撮影
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