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問は[問い合わせ先]、申は[申込み先]、HPは[ホームページ]、EMは[Eメール]、FAXは[ファクス]、は[フリーダイヤル]、保は[保育あり]です。※費用の記載がない事業は無料です。自宅療養中の健康相談、新型コロナウイルス感染症に関する一般相談、医療機関案内など1.はじめに昨今のエネルギー価格や物価高騰は、区民生活や事業者の経済活動に、今も大きな影響をおよぼしています。今後もスピード感をもって必要な施策を講じます。7月10日の第二回区議会定例会でご同意をいただいた天貝勝己副区長が7月11日付で就任しました。まちづくりにあたり、私が何よりも大切にしたいのは、区民の皆様の声を受け止め、多様なニーズをしっかりと把握し、より良い区政につなげていくことです。これを実現するためにスタートしたのが、「もっと身近な区役所改革」の取組み第1弾、子ども版広聴「子どもレター」です。これまでに寄せられた声は、9月18日現在で301件にのぼり、子どもたちの反応の大きさに大変驚いています。第2弾の「区民による事業提案制度」は9月15日に受付を終了し、233件のご提案をいただきました。現在、提案内容の審査を進めており、来月、区民投票を実施します。区において事業内容の詳細を検討、令和6年度予算案に盛り込み、第一回区議会定例会に提出します。2.令和4年度決算一般会計決算額は、歳入が1,493億2,942万円で前年度決算比3億5,571万円の増、歳出は1,447億2,990万円で前年度比10億3,443万円の増となっています。財源を見ると、特別区税が13億円の増となる358億円となり過去最大規模、特別区財政調整交付金は17億円増となる353億円となり過去2番目の規模です。令和4年度決算は長期化するコロナ禍に加えて、不安定な国際情勢による原油高や物価高騰への対策を的確に講じつつ、将来の区民生活を支えるための財政基盤を固める決算となりました。3.関東大震災から100年今年は関東大震災から100年の節目にあたります。9月1日、区役所内で図上による総合防災訓練を実施し、私を本部長とする災害対策本部員の参集や職員の初動対応における役割の確認を行いました。8月25日、豊島区・教育委員会・地域防災組織の3者で、救援センターの鍵の共有にかかドキる覚書を締結しました。10月9日にイケ・サンパークで「としまDOKIドキDOKI防災フェス2023」を開催します。ペットの同行避難に関する展示、防災グッズの展示などと併せ、今回初めて、豊島区医師会・歯科医師会・薬剤師会・看護師会・柔道整復師会の5つの医療関係団体の連携により、災害医療を学ぶブースを開設します。東京都が木密地域を対象に感震ブレーカーを配布しますが、区の不燃化特区指定地域において都の配布対象外となる地域があることから、区独自に配布対象範囲を広げ、不燃化特区指定地域の全てを対象とし、感震ブレーカーを配布します。本年5月、大正大学と災害時要援護者対策にかかる覚書を締結しました。今年度は高田エリアにおいて台風など風水害が発生した際に、自ら避難することが困難であり、かつ支援が必要な方を対象とした個別避難計画の作成に着手します。また、東池袋5丁目に「HINODEGARDENPARK」を新たに整備します。この公園は、地域の皆様から提案された、防災井戸やかまどベンチなど防災機能を有する公園として、令和6年3月に完成する予定です。4.子育て支援の強化令和6年2月から、「こんにちは赤ちゃん訪問」を終えた生後4~11か月の乳児を持つ全ての世帯を対象に、「子育て世帯見守り訪問事業」を実施します。子育て支援に関する研修を受けた支援員が、毎月ご自宅を訪問し、子育ての状況をお伺いすることで、気軽に相談できる機会を定期的に確保するとともに、おむつや液体ミルクなどの育児用品の支援を同時に行い、乳児を抱える家庭の経済的負担の軽減にも努めます。また、新たに「妊娠期からの男性育児支援」として、男性への育児の知識を増やすサポートに加え、周りの方や相談機関などに支援を求める「受援力」を向上させる取組みを始めます。もう一つは「若年ファミリーサポート」事業です。ファミリー世帯専用の区営住宅を3戸増設し、乳幼児の安全・安心に配慮した設備へ改修します。発達障害をはじめ、お子さんの発育や発達に関する相談が増加している中、西部子ども家庭支援センターの障害児支援機能をさらに強化し、令和6年4月に児童福祉法の「児童発達支援センター」に位置付ける予定です。生きづらさを感じる10・20代の若い女性を支援する「すずらんスマイルプロジェクト」では、令和6年4月施行の困難女性支援法に基づく支援調整会議の若年女性版の試行モデルとして、民間支援団体と情報交換・連絡調整を行う「(仮称)すずらん・ネット会議」を10月に開催します。これは、全国初の試みです。5.教育の充実居場所づくりの取組みとして、5月23日に開設した「にしまるーむ」はこれまで11回開催し、延べ約300名の生徒が訪れてくれました。部活動改革は、地域移行モデル事業である「としま土曜部活」が10月からスタートします。これは、部活動の運営を学校ではなく、区と民間が連携して担うものです。また、不登校対策として、今月から「校内別室指導支援員配置事業」が西池袋中学校をモデル校としてスタートし、区内の大学に通う複数名の学生に学習ボランティアとしてご協力いただいています。年齢の近い大学生が支援員となることで、学習面のサポートだけでなく、様々な会話をする中で、生徒の登校意欲の向上などにつながることも期待しています。「区立小中学校給食費の無償化」は予定どおり9月から実現することができました。9月6日には、「としま子どもの権利相談室」を千登世橋教育文化センター内に開設しました。新たに設置された「子どもの権利相談員」は、アウトリーチなどにより子どもの声に耳を傾け、気持ちに寄り添い、子どもの権利擁護委員と連携しながら、子どもの権利の救済・回復に努めていきます。6.区民が主役となる文化のまちづくり今年は「としま文化の日」の11月1日を中心に、約1か月間にわたる文化の祭典を展開していきます。豊島区立芸術文化劇場では東京都交響楽団によるスペシャルコンサート、路上や公園など池袋東口の6会場では、79の認定アーティストが様々なジャンルの音楽の演奏をする「としまミュージックサークル」が開催され、池袋のまち全体が音楽に染まります。このほか、グローバルリングシアターではストリートカルチャーとして、若い世代が盛り上がるアーバンスポーツ体験、あうるすぽっとや区民センターでは、区民参加型のイベントなど、誰もが楽しむことができるイベントを開催します。先月、区立芸術文化劇場で開催されたミュージカル公演には主催者のご協力により、演劇部に所属する区内中高生や、児童相談所で支援している子どもたちをリハーサルに招待しました。プロフェッショナルの演技を間近に見た子どもたちは、劇中のポーズを真似たり、歌を口ずさむなど大喜びで、夏休みの忘れられない思い出になったのではないかと思います。10周年を迎え、コスプレファンの聖地の一つともなってきた「池袋ハロウィンコスプレフェス」は、パレードの規模を拡大するとともに、来場者の皆様に、例年以上に楽しんでいただける工夫を凝らした仕掛けを計画しています。さらに来月、新たなアニメ拠点として誕生するのが、南池袋に東京都が整備する「アニメ東京ステーション」です。マンガ・アニメ・コスプレを一つの核とし、国内外から広く人を呼び込むシティプロモーションを展開していきます。7.健康・福祉の増進ほうしん今年6月から50歳以上の方に帯状疱疹ワクチン接種費用を助成していますが、希望者が当初の想定を大きく上回るため、大幅に予算を増額します。また、新型コロナウイルスワクチン接種は本日(9月20日)より、初回接種を完了したすべての方を対象とした「令和5年秋開始接種」を開始しました。また、高齢や障害による難聴者のコミュニケーションをより円滑にするため、23区で初めて、区役所本庁舎3・4階の窓口など5か所に「軟骨伝導式イヤホン」を設置することとしました。軟骨伝導式イヤホンは、軽く耳にあてるだけで、音漏れしにくく、周囲の方に話の内容が聞こえないという点で、これまで以上にプライバシーに配慮した窓口対応が可能となります。8.池袋周辺のまちづくり池袋駅西口駅前再開発事業では、駅からまちへ人を送り出すサンクンガーデン※の整備や、周辺のまちへつなぐ歩行者ネットワークの整備を行います。また、現在分散しているバス停の集約や、西口五差路の改良など、自動車動線の整理も併せて行い、回遊性の高いウォーカブルな空間が広がるまちを実現していきます。今年度末の都市計画提案に向け、交通管理者とも着実に協議を重ね、進めています。「池袋リビングループ」のスペシャルマーケットを、11月3~5日までの3日間、グリーン大通りエリアマネジメント協議会主催、豊島区共催により開催します。昨年は、池袋リビングループの期間に合わせて、サンシャインシティや4つの公園などで同時にぎに賑わいのあるイベントを開催しており、住民や来街者の方々が各施設のイベントを回遊して楽しむ姿が見られました。これは、「人が主役のウォーカブルなまちづくり」の目指す光景であり、今年も引き続き、池袋エリアの広範囲にわたる施設で、賑わいのあるイベントを同時に開催する予定です。今年のイベントでは、昨年11月に公民の多様な人材が集結して発足したまちづくり団体である「池袋エリアプラットフォーム」が、展示ブースをグリーン大通りに設置することについて検討しています。池袋の将来像の共有と賑わい創出活動の展開に向けて、区も含め多様な主体からなるエリアプラットフォームの取組みの紹介などを想定しています。ウォーカブルなまちづくりを進める上で重要な路線として、昨年の10月から、立教通りの無電柱化の工事に着手しています。9月26日からは、いよいよ立教大学の正門と二又交番までの区間が一方通行となります。無電柱化と併せて、緑や水など自然の力を活用した環境モデル路線として、人優先の道路づくりに取り組んでいきます。※サンクンガーデン…半地下の開放的な広場や庭園のこと。9.おわりに区は昨年、「ゼロカーボン戦略」を策定しました。戦略の柱のひとつに「資源循環・3Rの推進」を掲げており、そのための大きな取組みである「区内全域でのプラスチック資源回収」が、いよいよ10月1日から始まります。これまで、区民説明会を99回、町会の役員会やマンションなどへの出前説明会を10回開催し、延べ2,000人の皆様に参加いただきました。説明会以外にも、プラスチックの分け方・出し方を掲載したパンフレットの全戸配布や、ホームページやSNS、ハレザビジョンにおける動画の配信、豊島区版ごみ分別アプリの公開など、総力を挙げて周知に取り組んできました。9月23・24日に開催するファーマーズマーケットでPR活動、9月26日にはとしまセンタースクエアで100回目の区民説明会と相談会を行います。今後も、一人でも多くの区民の皆様にご理解いただけるよう、丁寧な周知に努め、環境にやさしい行動への機運を高めていきます。新型コロナウイルスワクチンの接種について新型コロナウイルス感染症に関する相談東京都新型コロナ相談センター0120‐670‐440(毎日24時間)令和5年秋開始接種の接種会場などの詳細は、区ホームページを参照。豊島区新型コロナウイルスワクチンコールセンター0120‐567‐153(午前9時~午後6時土・日曜日、祝日も開設)区ホームページ●新型コロナウイルス感染症の状況により、中止・延期となる場合があります。詳細は各イベントの問い合わせ先に確認してください。開催状況は区ホームページで随時お知らせします。5類移行について第3回区議会定例会区長招集あいさつ9月20日、高際区長が行った、招集あいさつの抜粋・要約です。3

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