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歯周病ってどんな病気と糖尿病とは・・・●「広報としま」は、新聞折り込みのほか区民事務所などの区施設、区内の駅などで配布しています。発行:豊島区    ホームページ https://www.city.toshima.lg.jp/編集:国民健康保険課給付グループ ☎03-3981-1296   地域保健課保健事業グループ ☎03-3987-4660インスリンというホルモンがうまく作用しないことで、ブドウ糖が利用されず血液中に溢れてしまう病気です。血糖値の高い状態が続くと、血管が傷つけられ、全身にさまざまな障害を引き起こします。(mg/dL)200140100朝食昼食夕食血糖値健康な人の食後2時間値の上限いまの血糖値はどのレベル・・? ~下の図で確認してみよう!~SDGs未来都市としま「全国糖尿病週間」は、毎年「世界糖尿病デー」の11月14日を含む1週間とされ、全国各地で糖尿病発症予防・重症化予防のための啓発活動が行われます。令和2年の患者調査では、糖尿病で治療を受けている人は579万1,000人と約20人に1人となり、6年前に比べて1.8倍ほど増えています。若い年齢のうちから、予防のために健康診断の受診や食事・運動などの生活習慣の見直しが大切です。 区では糖尿病の治療中の方に、腎臓の健康具合を調べる「アルブミン尿検査」を実施しています。 血糖値が高い状態が長く続くと、腎臓の働きが弱くなります。放っておくと、厳しい食事制限が必要になったり、一生涯に渡って人工透析が必要になることも・・・。SOS に早めに気づき、生活習慣を見直すことで腎臓は回復できます。 年1回の機会に、ぜひ健康チェックを受けましょう。(この事業は、豊島区国保特定健診受診者が対象です。対象者には、区よりご案内が届きます。)面談や電話で管理栄養士が食事や運動などのアドバイスを行い、6カ月間サポートします。プログラムの流れアルブミン尿検査区指定の医療機関にて実施結果説明受診した医療機関にて実施保健指導管理栄養士との個別面談・電話支援2週間後2週間後「糖尿病性腎症初期段階」と診断を受けた方「糖尿病性腎症初期段階」と診断を受けた方6カ月間生活習慣改善にトライ!!「腎臓の健康チェック」プログラム~糖尿病患者さんに対する腎不全予防のための保健指導~号外令和5年令和5年11月14日11月14日国民健康保険国民健康保険特 集 号特 集 号豊島区は持続可能な開発目標(SDGs)を支援しています。健康な人口の健康危険ゾーン小大危険度問:地域保健課保健事業グループ ☎03-3987-4660問:地域保健課保健事業グループ ☎03-3987-4660血糖値…血液中のブドウ糖の濃度です。飲食により変動します。ヘモグロビンA1c…過去1~2カ月の血糖値の平均を表します。エーワンシー糖尿病患者糖尿病患者糖尿病の人は、ブドウ糖が慢性的に溢れている状態なので、血糖値は常に高いまま日本人間ドック学会 判定区分(2020年)日本糖尿病学会「糖尿病診療ガイドライン(2019年)」を参考に作成 歯周病は、歯に付着するプラーク(歯垢)にすみつく「歯周病菌」によって引き起こされる感染症です。歯周病にかかると、歯の周りの歯茎に炎症が起こり、さらに進行すると歯を支えている骨が溶けて、最終的には歯が抜け落ちてしまいます。また、歯周病はさまざまな全身の病気と深い関係があり、決して放置してはいけない病気です。糖尿病糖尿病歯周病と糖尿病がつくる悪循環 歯周病と糖尿病は、深く関連しています。糖尿病になると、細菌に対する抵抗力や組織の修復力の低下などにより血管を老化させ、さらに口腔内の乾燥などが生じ、歯周病を悪化させます。歯周病が悪化すると歯周病菌によりインスリンの働きを阻害され、糖のコントロールが難しくなり、血糖値が下がりにくくなります。この悪循環を断つために、歯周病と糖尿病両方へのアプローチが重要です。歯周病による炎症を食い止めるために「サイトカイン」が分泌されるサイトカインがインスリンの働きを邪魔する糖のコントロールが難しくなり、血糖値が下がりにくくなる血管内にあふれた糖が血管を傷つけ老化させる   ↓歯周病が進行血管の老化により免疫力が低下する   ↓歯周病になりやすくなる改善には歯周病・糖尿病改善には歯周病・糖尿病両方へのアプローチが重要!両方へのアプローチが重要!両方へのアプローチが重要!歯周病糖尿病?働けないよーインスリン糖サイトカインサイトカイン糖尿病危険度7.0~6.5~6.96.0~6.45.6~5.9~5.5合併症の危険が高くなる合併症の危険が高くなる糖尿病域境界域正常な状態126~110~125100~109~99正常高値正常高値高血糖により、血管に危険が生じてくる高血糖により、血管に危険が生じてくる11月12日~18日は「全国糖尿病週間」です空腹時血糖値(mg/dL)ヘモグロビンA1c(%)

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