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区内ものづくり産業は、いています。今回は、第ものづくりの奥にある人■問としまMONOづくり ☎4566-2742▲仕上げのニスを塗る伊藤さん小さな頃から自宅や祖父の家など、身の回りのあちこちに食品サンプルのパーツがあり、当たりの前のように触れて育ってきました。祖父が創業した当初は、食品サンプルの販売とリースがメインでしたが、この体験教室は、私の父の代に「食品サンプルを実際に作ってみたい」というお客様の声から生まれました。ここで初めてサンプルづくりに挑戦する方がほとんどのため、人気のパフェの生クリームの素材は、扱いやすいやわらかさに調整し、色も発色が良くなるようにしています。ものづくりで大切なことは、実際に「ものに触れて、つくってみる」こと。ここは自分の手で作り上げたときの感動をダイレクトに感じてもらえる場所です。こうした体験を機に、たくさんの方にものづくりの喜びを味わってもらえたらうれしいです。食品サンプルは、日本を代表する文化になっています。日本のものづくりを世界に向けてさらに発信していくことが私の使命だと思っています。大和サンプル製作所 伊藤 諒さん上池袋4-18-2 立松マンション101(第3工房)やまと▲祖父から代々引き継いでいるニス用の筆。ムラが出ないよう筆先を短く加工している。誰もが一度は目にしたことのある食品サンプル。職人が一つひとつ丁寧に作り上げ、その技術は代々引き継がれています。現代では日本独特の文化へと発展し、海外でも評価を受けています。思っていたよ簡単にでき仕上がりがときれい!マキノ製缶㈱ 村上俊司さん、山口 慶さん南長崎1-11-10㈱遠藤製餡 遠藤海周さん西池袋3-12-8普段目にしている商品のパッケージや食品の製造などで、古くから区内産業を盛り上げている企業の方に、商品の裏側にあるものづくりへの想いを伺いました。本物の職タイから旅行で来まし食品サンプ海外でもと人気です昭和21年に区内製薬会社の薬を入れる缶をつくるところから始まりました。時代とともに、海苔やコーヒーなどの缶づくりに移行し、開発を続けています。オリジナルの「防湿リング缶」もそのひとつで、食品を直射日光や湿気から守りたいというお客様の声から、気密性・防湿性にこだわり開発しました。ものづくりで大切なことは、製品を手に取った方に「気持ちよく使ってもらうこと」。食品の缶を捨ててしまう方は多いと思いますが、近年、大量生産・消費の時代は終わりを迎えてきています。持続可能な社会に向けて、会社として貢献できることは、繰り返し使えるものをつくることです。デザイン性も含めて、気密性・防湿性という付加価値の高い缶づくりに力を入れ、今後も「お客様に喜ばれる」ことを第一に挑戦し続けていきたいです。▲小ロットから受注可能なオリジナルプリント缶戦後間もなく、まだ甘味が贅沢品だった頃、私の祖父が甘いもので人を笑顔にしたいという想いで創業しました。72年という歴史の中で、時代の変化に合わせて、どんな商品がお客様に喜ばれるのか開発を重ね、常にチャレンジをし続けてきています。近年では、環境や健康に配慮した商品にも力を入れ、本来捨てていたアクの中に栄養価があることがわかり、あずき茶として商品化することにも成功しました。ものづくりは、人を喜ばせるもの。時代とともに進化をし続けながら、常にその先にいるお客様の健康と笑顔を考えています。今後も日本を代表する食品である「餡」を通じて、世界中の人を笑顔にしていきたいです。せい あんの りぜいたくひん広報としま特集版 令和6年(2024年) 2月号 No.2052豊島区役所 〒171-8422 豊島区南池袋2-45-1  ホームページ https://www.city.toshima.lg.jp/4MONOづくりメッセではMY CANづくりを体験できます。

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